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貴女side ページ48
梅雨も入り、だんだん真夏に近づいてるころ…
「あっつ〜！！！」
私は扇風機の近くで涼みながらスマホをいじってます。
なかなか私が扇風機から離れないから
「A？？俺暇なんやけど」
彼氏の拓也が私の真後ろで叫んでる。
「拓也とイチャイチャしたら暑いから嫌や」
即答したら拓也が
拗ねて、
「ええもん。俺あきらんとこ行くもん。」
みそちゃんとごまちゃんに喋りかけて撫でまわしてる。
「あきらさんち、涼しいんやっけ？」
「あいつんち冷房かかってるで、Aあかんやろ」
私の冷房嫌いを知ってか、いたずらっぽっく笑う。
「ええもん。上着持って行って涼むから」
気温30近くなったら扇風機だけじゃやっぱりあかん。
都会の地面の温度には勝てん。
拓也があきらさんに電話をかける
「あきら〜。今からお前んち行く。
Aも連れてな」
「え、ちょい待て。
片付けてからでええか？女の子入れる部屋じゃないでめちゃめちゃ散らかってんねん」
「ええで 片付け終わったらLINE入れてな」
「了解」
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作者名：七海 | 作成日時：2018年12月19日 23時
