貴女side ページ42
「そうか?でもオーラルの皆の写真見せたらな、
真ん中の人めちゃめちゃ男前って言ってた」
「あかん。照れるからやめて///」
頬を赤らめて、私を見つめる拓也
「ちょ!お母さん前にして何いちゃついてんの?」
「ごめん。お母さん」
「いや、ええんよ。
てかバンドマンの人と結婚するってなかなか厳しいんちゃう?」
そうお母さんが言ったら拓也が
「お母さん、それは僕に任せてください。」
「そうやで。お母さん。
人気のバンドマンだからお金に困らないし←」
「じゃなくて、ファンとか」
「その問題も僕に任せてください!」
"僕に任せてください"
っていう言葉にこの人とずっと一緒にいたいって思った。
私の実家から出て、アパートに帰る電車
拓也のスマホから流れてる音楽をイヤホンで片方ずつ聞く
手をずっと握りしめられたまま、拓也は私の肩でぐっすり寝てる。
キャップから覗く寝顔、ものすごくきれい。
(疲れんとんねんな。毎日お疲れ様。
やっぱり寝顔からして本当に美しいよな。
こんな美青年が私の将来の旦那で、
この美青年、今人気のバンドのボーカル。
そう考えると本当に信じられんけど、繋がれてる手とスマホの数々の写真ともらったアクセサリーを見れば、ほんまなんやなって実感すんよな
ほんまに愛してるよ。拓也。)
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作者名:七海 | 作成日時:2018年12月19日 23時