X.Y.Z.【松田陣平】

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｢爆弾犯からメッセージ！？｣



あれから1年。何事もなく、時々、怪我してくる萩原と松田を締めながら、平和に暮らしていたのだが、萩原のタイマー生き返り爆破事件について進展があったみたいだった。


それって一般人の私が聞いたらいけないことだと思うんだけど。

警視庁とか詳しいことは分からないけど、松田や萩原の部署じゃないところにFAXが入ったらしい。伊達くんのツテで知り合った佐藤刑事が伊達くん経由で教えてくれたみたい。だけど、その部署が違うから、捜査は任せてくれと言われたみたいで松田の機嫌が悪いらしい。


｢いや、任せた方が良いのでは｣
｢俺もそう思うんだけど、陣平ちゃん、燃えてて…｣
｢手付かずってとこね｣


名前ちゃん、陣平ちゃんを止めて！なんて萩原が泣きついてきたが、私じゃどうにもならないと思う。



｢私は死ぬなよ、って念は押してるんだけど…｣
｢陣平ちゃん、それについて調べものをしているから家に帰っていないみたいなんだよな｣



家に帰っていないのか。せめて、家に帰らせて寝かせるってことをさせるか。萩原とどうするか、頭を抱えて数十分。やりすぎかもしれないが、悪戯を思いついた。




・




まあ、悪戯と言っても松田さん家の家に侵入するだけなんですが。私は合鍵は持っていないので合鍵を持っている萩原に開けてもらった。

冷蔵庫の中身が空っぽだったので買い出しに行って、食材を詰める。料理は嫌いではないから、よく自炊するので今日も作ろうと思う。
私はこの家で晩御飯作って寛いでて良いって萩原に言われていて、あとは萩原が松田を家に帰られせてくれるらしい。玄関は開けっ放しだし、松田ビックリするだろうな。



40分後、料理を終えてリビングにある携帯の通知にびっくりして携帯を落としてしまった。

玄関からドタバタと入ってきた松田と携帯を落とした私。目が合って、ひとこと。



｢松田、萩原になんて言われた｣





萩原、後に松田に締められる。







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1年後にしました。書きたい部分を書いているため、年月を早送りさせていただいております。

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