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居酒屋の真ん中のテーブル席。
あれから数週間。見事に予定を合わせることに成功した私たちは、萩原行きつけのお店でのんでいる。
「松田の差し歯抜けたのって、降谷くんとの殴り合いだったのね」
「教官には班長がごまかしてくれたんだけどね」
あっはっは、と笑い声をあげる私と普段の松田と降谷くんについて楽しく話してくれる諸伏くん。話を聞けば聞くほど5人、というか伊達くん以外のやんちゃぶりに笑いが止まらない。萩原も松田も高校生の時はわちゃわちゃしていたけど、大学で離れてからは会うたびに「大人になったな」としみじみしていたが私の勘違いであった。
・
「最高に楽しかった。またエピソード待ってる」
「うん！Aさんに聞いてもらえてよかった」
諸伏景光くん、この男親友の降谷くんの自慢話がほとんどだった。だが、楽しそうにお話ししてくれる姿がかわいらしくて癒される。
あっという間に時間は流れ、お開きの時間になり、普段本人たちは話してくれないエピソードに大変満足した。萩原が「Aちゃんの狙いはネタ探しか」と呟いたのはまた知らないふり。そろそろ帰るか、じゃあ、また、と言いかけたところ、また萩原に呼び止められる。
「Aちゃんだけ、方向違うから心配。ということで陣平ちゃん護衛よろしく〜」
そうだった。みんなは学校、私は一人暮らしの家があるので一人だけ方向が違う。特に気にしてはなかったし、朝早いであろう未来の警察官のお世話になるわけには、と断ろうと思ったが、松田が近づいてくる。文句言わないなんて珍しい。おい、と腕を引かれてびっくりする。
「帰んぞ」
「全然気にしなくていいのに」
「ここでお前置いて帰ったらあいつらに言われんだろうが」
まあ、確かに、と一人納得。松田のメンツをつぶすわけにはいかないのでお言葉に甘えて送ってもらうことにした。正直、送ってもらえるのは嬉しい。
この幼馴染、口は悪いが顔が良くて強いのである。
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警察学校時代(22)
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ilem(プロフ) - エリザベス女王さん» ありがとうございます！引き続き更新の方、お待ちいただけけると幸いです。 (2022年8月2日 15時) (
レス) id: 3a807c90bd (このIDを非表示/違反報告)
エリザベス女王 - あら夢主かわいい､､､！更新頑張って！応援してます！ (2022年8月2日 10時) (レス) @page29 id: c75fcc9307 (このIDを非表示/違反報告)
ilem(プロフ) - エリザベス女王さん» 初めまして！嬉しいコメント、ありがとうございます！引き続きよろしくお願いします✨✨ (2022年7月31日 13時) (レス) @page27 id: 3a807c90bd (このIDを非表示/違反報告)
エリザベス女王 - どうなるのか､､､気になります！松田さん可愛いですね💕更新頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2022年7月31日 12時) (レス) @page27 id: c75fcc9307 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ilem | 作成日時：2022年7月25日 22時
