6ですっ！#余命 ページ8
Aサイド
貴「エミカさん！！こんにちは！！」
エミカさんが病室に入ってくると、私は笑顔でエミカさんを迎える。
…でも、今日はエミカさんの様子がおかしい。
何やら真剣な様子でこちらに向かってきた。
これはいけないと私も表情を変える。
エ「A…ちょっと話しておきたいことがあるの。」
貴「はい…？」
話…？何の話だろう…？アーミーさんの話かな！？
私はそう思った。
エ「______A、あなたは…
もう、あと一年くらいで『死ぬ』」
貴「え…？」
『あと一年くらいで死ぬ』
それは、あまりにも残酷な…
言葉だった。
こんな事、「最初から分かってた」事なのかもしれない…
ううん、絶対私は心のどこかでそう思っていた
___自分はいずれ病気で死ぬのではないかという事を…
でも
でも、こんな事信じれなかった…信じる事が「怖かった」…
思わず目の下から涙がポロリとこぼれる。
貴「なるほど…じゃあ、本当に、アーミーさんとの恋も無理ですね！」
私はエミカさんを心配させたくなくて、無理やり笑顔を作った。
もう、何もかも「終わり」なんだ…
…すると、急にエミカさんが私の事を抱きしめてきた。
エ「Aっ！優しすぎるんだよ！泣いていいんだよ！思いっきり！」
貴「エミカさん…！」
私はそう言うと、今まで溜め込んできたものが、一気にこみあげてくる。
私はエミカさんの胸にうずまると、思いっきり泣き出した。
エミカさんが私の背中をポンポンと叩く。
エ「うんうん。今までよく頑張った…！
それと…言ったでしょ？恋は諦めたら終わりだって。」
エミカさんは私の目からこぼれる涙をふくと、ニヒッといつもの笑みをした。
私はその表情に思わずぷっと吹き出す。
貴「ふふ…そうでしたね！」
エ「人生なんでもそう！運命なんて誰もが分からない！！」
貴「はい！」
私はゴシゴシと涙をふくと、今度は無理やりなんかじゃない笑みを作った。
エミカさんもその様子にホッとしたのか病室から出ようとする。
私は思い出したかの様にそれを引き留めた。
貴「待って下さい！最後に一つだけ…！
__アーミーさんや他の人には
この事、言わないで下さい。」
エ「…分かった！」
エミカさんは少し考えると、そう言って病室を出て行った。
＊
『今日は、「余命」を宣告されました。
あと、一年しか私は生きられない…
そう思うととても怖いです。
でも、私には「エミカ」さんという私の病気に立ち向かってくれる親友がいます！
絶対に…
絶対に…
死ぬその時まで諦めませんから！
短いですが今日はこれで終わります。A』
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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メルヘン - 皆さんにお知らせです！詳しくは作品でお伝えしますが、更新ペースが速くなります！(一日一話更新)(もしかしたらたまに二話) (2020年2月28日 22時) (
レス) id: 83d5711c0a (このIDを非表示/違反報告)
メルヘン - 申し訳ありません！まず見てくださる方が居るかどうか分かりませんが()今日は更新しません！お手数かけますが明日までお待ちください。明日一気に二話更新します！ (2020年2月25日 17時) (レス) id: 83d5711c0a (このIDを非表示/違反報告)
メルヘン - 倉持莉愛?さん» マジですかいな！大丈夫か！？忙しくないんか！？(母親か) (2020年2月12日 17時) (レス) id: eb8d5425b3 (このIDを非表示/違反報告)
メルヘン - 倉持莉愛?さん» うわ久しぶりだよっ！さ○みだよっ！((殴 (2020年2月12日 17時) (レス) id: eb8d5425b3 (このIDを非表示/違反報告)
倉持莉愛?(プロフ) - メルちゃん久しぶり！覚えてるかな！？w (2020年2月11日 21時) (レス) id: 9f4e2bf6bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メルヘン | 作成日時：2020年2月6日 12時
