検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:1,174 hit

六. ページ6

芹雫に逃げられた赤也は、諦めてはいなかったが、一度家に帰ることにした。

「あ〜……もっと話したかったんだけどなぁ〜……」

女嫌いの彼が、女子相手にそう言うのは不向きな感じがするが、赤也は、一目見たときから彼女に惹かれた。
「一目惚れ」……と言うのが一番近い。

「……はぁ〜……また、会えっかな……」

何てことを呟き、家の中へと入っていった。
入ると必ず母が赤也に学校での出来事を聞いてくる。
赤也は勿論めんどくさいわけで、いつもテキトーに流して自分の部屋に戻っている。

「うるせぇお袋だな……」

部屋に戻るなり呟いてベッドに身を放り投げた。
そして今日会った少女の名前を口に出して呟いた。

「華茜、芹雫か……」

少しだけだが、赤也はにやついているように見えた。




.

七.→←五.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雪女神 | 作者ホームページ:赤朱緋紅青蒼碧緑翠翆碧藤紫菫桃桜  
作成日時:2018年4月22日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。