検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:1,172 hit

十七. ページ17

真っ暗闇の中。
そこにただ一人佇む少女がいた。


少女は間違いなく芹雫だ。


芹雫は光のない瞳で辺りを見渡す。


すると、楽しそうに騒いだり、はしゃいだりしている人間達が見えた。


芹雫は目に光が戻り、嬉しそうに光のもとへ駆け寄ろうとした。


が、しかし。


黒いナニかが芹雫の身体中に巻き付き、束縛した。


「なにこれっ!?離して…!!」


喘ぎ苦しみながら、芹雫は黒いナニかを解こうと必死になる。


しかしその時……


別の少女の声がこの暗闇に木霊した。




ー『そっちに行っちゃダメ』ー




「…えっ…」


芹雫は、一瞬だけだが力を弱めてしまった。


黒いナニかはそれを狙ってたかのように、抵抗しなくなった芹雫を、この暗闇より暗い場所に勢い良く引きずり込む。









芹雫の意識はそこで戻された……。




.

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している



←十六.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雪女神 | 作者ホームページ:赤朱緋紅青蒼碧緑翠翆碧藤紫菫桃桜  
作成日時:2018年4月22日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。