【H×H】静かな少女と操り人形 (ページ8)

今日:4 hit、昨日:4 hit、合計:4,774 hit

６ページ8

＊マフタツ山＊

あ「深～い……」

メンチ「あれがクモワシの卵」

あ「クモワシは天敵から卵を守るために、深い谷間に巣を作って産卵するんだって

それ故に世界で最も入手困難な食材の１つ

別名幻の卵って言われてるらしい」

ゴン「凄～い！」

キルア「情報収集企業やってたんだし当たり前だろ」

あ「まさか取りに行くとは……」

メンチ「そうよ！」

メンチはそれだけ言って谷間に飛び降りた

レオリオ「例え卵を取れたとしても、どうやって上がって来る気だ？」

あ「……風(ﾎﾞｿｯ」

Aがそう言うとメンチは掴んでいた糸から手を離し、卵を取った

レオリオ「お、おい！飛び降りたぞ！単なるじさつ行為じゃねぇか！」

あ|クラピカ「いや、違う|違うね」

レオリオ「え？」

メンチは風と共に上がって来た

ゴン「わぁ！」

キルア「面白れぇ」

メンチ「はい、これでゆで卵を作るのよ」

ゴン「こういうの待ってたんだ！」

ゴン達は谷間に飛び降りた

あ(そういえばスカートだったな……まぁいいけど)

ハンゾー「おし、俺も！」

メンチ「待って！最後まで説明を聞いて！」

メンチの言葉が聴こえてないのか、受験生達は次々と飛び降りて行った

「へへっ、お先に！」

１人の受験生が一足先に卵を取りに行く

レオリオ「俺達も行くか」

ゴン|あ「今飛んじゃダメだ|今飛んだら死ぬよ？」

レオリオ「どうして!？」

キルア「風だよ」

クラピカ「風は常に吹いてる訳じゃないからな」

レオリオ「その風はいつ吹くんだよ！」

あ|ゴン「待って」

ゴンとAは風の音に集中した

数秒後、糸が千切れそうになった

あ(仕方ない)

Aは猫の縫いぐるみを上に投げ、指先から出した糸で繋いだ

キルア「凄ぇ…てかゴン、まだ？」

キルアがゴンに聞くが、ゴンは黙ったままだった

風を待っていられなくなった受験生達は風が吹いてもいない谷底に飛び降りてった

あ(バカだなぁ…風が吹いてもいないのに……落ちるよあれ)

Aが思った通り、受験生達は落ちていった

レオリオ「切れるぜ！」

レオリオが叫ぶ

ゴン|あ「今だ！|今だよ」

２人の掛け声で皆一斉に糸から手を離す

文字数がオーバーしそうなので
次へどーぞ