【暗殺教室】マイペースな美少女はE組 (ページ22)

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まさかの時間(４) ページ22

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殺「………………こだ」

殺せんせーから、ゾクッとするような殺気を感じた。

殺「どこでそれを手に入れたッ!!

その触手を!!!」

シ「君に言う義理は無いね殺せんせー。
だがこれで納得したろう。

両親も違う、育ちも違う。
だが………この子と君は兄弟だ。

しかし怖い顔をするねぇ。
何か、嫌な事でも思い出したのかい？」

シロの言う事が、いちいち殺せんせーの癪に触る言い方をするように思えた。

殺「どうやら、あなたにも話を聞かなきゃいけないようだ」

シ「聞けないよ。死ぬからね」

シロが袖口から出した光線に、殺せんせーが一瞬固まった。

『……ダイラタント挙動…(ﾎﾞｿｯ』

業「? ダイラタント挙動? って何？」

ボソッと呟いたつもりが、どうやら聴こえていたらしい。

『……あの圧力光線を浴びると、殺せんせーの体は一時硬直するしくみになってるみたい。前に一度殺せんせー以外で見た事ある。

それにさっき腕を再生させたのと、今私が説明しているうちに使用した脱皮。

恐らく脱皮は見た目よりエネルギーを消費する。ああ見えて殺せんせー、息切れしてるから自慢のスピードも低下してるし、触手同士の戦いなんて初めてだと思うから精神が大きく揺れてると予想できるし。

もしかしたら運次第だと………殺せんせー負けちゃうんじゃないかな』

全てを見極めた目で言う刹那の言葉に、嘘は見えない。

シ「察しが良いお嬢ちゃんだね。その通りさ。

また、触手の扱いは精神状態に大きく左右される。

予想外の触手によるダメージでの動揺。
気持ちを立て直すヒマも無い狭いリング。

今現在どちらが優勢か、生徒諸君にも一目瞭然だろうねー。

さらには、献身的な保護者のサポート」

再びシロが特殊な光線を殺せんせーに浴びさせた。

誰から見てわかる通り、殺せんせーは確実に追い詰められている。

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