風磨先輩、結婚しましょう

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『だよね？普通そうだよね？？風磨先輩の性格だもん。でも風磨先輩が私の事好きなんてありえないじゃん、私こう見えてもストーカーだよ？？』


「自分でストーカーっていうのもどうかと思うけど…まぁ、風磨先輩って、わっかんないよねぇ」



そう。

わからないの、風磨先輩のこと。



『ねぇ私今日からどういう顔して風磨先輩に会えばいいの？？お昼どうしよう、無理だって普通に接するの！！』



頭を抱える私に聡はケロッとして答えた。



「それに関しては大丈夫じゃない？３年生今日午前授業だし、今週もう学校こないでしょ？」



『はぁ？聡何言ってんの』





「だって３年生、明日から修学旅行じゃん？」





『はぁあああ！？そうじゃん！？！？』




うっっわ、忘れてたそうじゃん！！


３年生の修学旅行って、三泊四日だから…



『私の結婚までのタイムリミット残り2週間のうち１週間風磨先輩に会えないの！？意味わかん無くない！？』



「落ち着いてAちゃん、学校に非はないよ！しかも会いたくなかったんでしょ？風磨先輩と。」


『いや、落ち着けないって！！会うのは気まずいけど１週間会えないなんて私耐えられないって！！』


「わがままだなぁ…。」


呆れる聡を横目に私は決断した。



『もーいい、私風磨先輩に会いに行く！』


「結局ぅ？」

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