16 ページ17
「えいちゃん苦しいって…ねぇ！！！」
なんとかえいちゃんの腕の中から抜け出す。
「死んじゃうよ〜！」
ちょっとおどけながら言ってみたけど
えいちゃんは怖い顔をしている。
「おーい。」
エ「お前、バカなの？」
「え？」
エ「マジで焦ったんだけど。」
「…ごめん。」
エ「無事で良かった。」
「っありがとう。」
こんなに余裕のないえいちゃんを見たのは
初めてかもしれない。
そういえば
私の事を心配して付いてきてたのかな。
申し訳ないけど少し嬉しかった。
エ「行くぞ。コンビニ行くんだろ？」
「あ、うん！」
二人で肩を並べながら
私はいつか言わなかった事を言ってみた。
「えいちゃんってさー、スーパーヒーローみたいだよね(笑)」
エ「なんだよそれ(笑)」
「まぁ、えいちゃんが来なくても私があんな男たちぶん殴ってやったけどねー！！」
エ「強がんなって、必死に『助けて！！』とか言ってた癖に。」
えいちゃんが私の真似をしながら言った。
「うるさーーーーい！！！！」
そんなやりとりをしていると
遠くの方にコンビニの看板が現れた。
エ「ほら、コンビニまで競争！」
そう言ってえいちゃんは走り出す。
「ズルイ！私が言おうとしたのに！！待ってよー！」
前もこんな事あったなーなんて考えながら
えいちゃんの背中を追う。
えいちゃんは…
スーパーヒーローのままでいいや。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 452人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ジジ(プロフ) - イチゴさん» ありがとうございます！少しずつ更新していこうと思います(^ ^) (2019年3月22日 14時) (
レス) id: f72a333d7c (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ(プロフ) - 更新嬉しいです！続き楽しみにしています〜 (2019年3月20日 12時) (レス) id: 3c6ac2c9ca (このIDを非表示/違反報告)
雷花 - いつまでも待ってます！ (2019年2月9日 16時) (レス) id: 28e8f026b7 (このIDを非表示/違反報告)
ジジ(プロフ) - なつみさん» ありがとうございます…！そう言っていただけて嬉しいです！更新し渋ってしまってすみません… また頑張って更新しますね^_^ (2018年8月1日 23時) (レス) id: f72a333d7c (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - めっちゃキュンキュンしました！私、アバンティーズ大好きなのですごい嬉しいです！しかもえいちゃん…これからも無理せずに更新頑張ってくださいね！応援しています！ (2018年7月28日 0時) (レス) id: f3869570a8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ジジ | 作成日時：2018年2月18日 0時
