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2話 ページ3

あれは俺が道場破りをした時、
そこの先生の娘クイナに負けて、
門下生になった後の話。

ゾロ「クソ!なんで俺はあんな奴に…?!」

顔を洗ってたら

?『だ、だっ大丈夫?』

ゾロ「あ?お前は確か…」

そこにいたのは
あの女の後ろに隠れてた奴だった。

ゾロ「んだよ、どうせお前も男が女に負けるのダセェだと思ってるんだろ」

?『お、思ってないよ、そんなこと、だって女の人の方が強い時だってあるし、お姉ちゃんはもともと強かったから!』

こいつ…全く喋らなぇと思いきや…
必死に伝えようとして
身長差で自然と上目遣いになった。
柄じゃねぇが、可愛いだと思った。

ゾロ「っ///…悪かった、俺はロロノア・ゾロ、んで、お前名前は?」

A『(誤解解いて良かった)えっと、私はA…それよりも、膝のケガ、大丈夫…?』

ゾロ「ケガ?…あぁこれか」

そう言や、今日クイナとの勝負で膝を掠れてた、
大したケガじゃねぇが…まさかその為に…?

A「い、一応、手足した方が、いいかなって」

そう言って、眉毛を下げて微笑んた。可愛い←←

ゾロ「///お、おう」

そして、近づいてきたこいつの顔を見て言った。

ゾロ「お前、あの女の妹だよな、顔すっげぇ似てるな」

A「う、うん、よく言われる、でも、私とお姉ちゃん、血が繋がってないけどね」

と、眉毛を下げ、首をてこんと斜めに傾き、少し困ったように笑った。その仕草に振り回せることになるのは、この時はまだ知らなかった…

ゾロ「///っ、似てねぇ…」ボソッ

A『え?』

ゾロ「な、なんでもねぇ」

A『?…変な人』クスクス

今度は声をあげて笑った、その姿に不意にも可愛いと思ってしまった自分がいた。

A『い、今更だけどゾロくん「ゾロでいい」う、うん、…これから、よろしくね、ゾロ』

ゾロ「///おう!A」








この時の俺はまだ
自分達が恋に堕ちたことに気づかなかった。









〈おまけ〉




数年後…



ゾロ「いってぇ、いってぇって!」

A『ケガを放ったらかしたゾロが悪い、ほら、後もう少しだよ』

ゾロ「無表情で言うな…!こぇよ!!」

A『ん??ゾロ、なんか言った??あっ手が滑ったわーゴメンネー』

ゾロ「い"っ、って今のワザとだろしかも棒読み!
(女、こぇ…!!)」←

A「今、失礼な事考えたよね??」←

ゾロ「(エスパーかよ!)」←

A『ん?何か問題でも?』←

ゾロ「イエ、ナニモ」←

A『よろしい』←

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作者名: | 作成日時:2021年5月22日 23時

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