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次の日、Aは少し変だった
昨日はあんなに楽しそうにしとったのに
うまく笑えてへんし
大好きなはまちゃんにもそっけなくチョコを渡しとった
帰りの時間になってもスマホとにらめっこ
こいつ、何考えてるんやろ
｢何スマホ見て真剣な顔してんねん
帰らへんの？｣
『あー…
ちょっと今日寄らないといけないとこあるし
先帰ってて？』
｢ええよ、俺もついてく｣
『え、いやいいよ、一人で行くし一人で行きたいし』
｢ちぇ、じゃあ先帰るしな、気いつけてな｣
たぶん、嘘つかれた
嘘つくと絶対目合わせずに少し俯いて
髪を耳にかけるのがAの癖
最近よくその癖を見る
俺、なんのためにこいつの側におるんかな
「あとさ、」
｢俺にちょっとくらい頼れや
友達やろ…？｣
ああ、何言うてるん、俺
友達以上になりたいって願ってしまってんのは
紛れもなく俺やんけ
でもそんな悲しい顔されたら
俺の気持ちなんか閉まっておくしかなくて
｢じゃあな｣
顔を見ないようにぐしゃぐしゃとAの頭を撫でた
その次の日からだった
少しずつ、周りが変わっていくのを感じたのは。
続く (更新停止中)
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1210(プロフ) - 名脇役を聞いてから、重岡くんがすぐ浮かんだのですがやっぱりぴったりですね！素敵なお話です。続き楽しみにしています。 (2018年5月19日 11時) (
レス) id: 5992cd4ba7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅん | 作成日時：2018年3月12日 12時
