この世界の人達は強引すぎる6【名探偵コナン】

FILE291：この世界の人達は… ページ49

それから色々準備するのは大変だった。
まず蘭ちゃん達に沖矢さんは赤井さんという人の変装で…の説明から入るので大変だった。


赤井さんに断りを入れて、赤井さんは潜入捜査の為に沖矢昴として過ごしていた事。FBI捜査官の事。その事を話すと園子が「え！何それ！スパイって事でしょ！？カッコいい！」との事だ。


赤井さんカッコいいでしょ。分かる。
因みに赤井さんが二人に挨拶した時はこうなった。



「この姿では初めましてかな？赤井秀一です」


「うわっ！イケメン…」


「赤井…さん？どこかで会った事ありますか？」


「ああ、君とは何回かは」


「やっぱり！なんか見た顔だなと…」


「え！？なになに！！蘭この人と会った事あったの？」


「う、うん。ニューヨークで…新一は知らないんだけど…」



あー変装中のベルモットと会ったやつか。



「後は…公衆電話の前ですよね？」


「ああ」



赤井さんがそう返すのを見ていると蘭ちゃんが「あっ…」と呟いた。



「す、すみません」


『ん？なにが？』


「あ、いえ…」


「…少しくらい嫉妬して欲しいんだがな」


『え？嫉妬？なにが？』



別に蘭ちゃんと赤井さんが話してたくらいじゃ嫉妬しないけど、だってその場面知ってるし。
まあそんなこんなで色々な方面で説明して回った。


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「赤井さんそろそろ準備いいですか？」


『あ、は、はい！』



未だに呼ばれ慣れない名前を呼ばれ、私は新婦控え室を出た。
部屋を出ると廊下にはタキシード姿に身を包んだ赤井さんがいた。



「…綺麗だ」


『…へへ、赤井さんもカッコいいです』


「君も赤井なんだが？」


『あ、そうでしたね。…秀一さん』


「はは、なんだか照れくさいな」


『私もですよ！』



新郎新婦の入場です！拍手でお迎え下さい！
扉の奥でマイク越しの声と拍手が聞こえた。



「さあ、行こうか」


赤井さんが腕を差し出すと私は腕を掴んだ。


『はい！』




この世界にやって来て色々あったけど、今こうして沢山の人に祝われてる。でもやっぱり、主に赤井さんだけど、この世界の人達は強引すぎる！！





〜fin〜

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