この世界の人達は強引すぎる6【名探偵コナン】

FILE251：喫茶ポアロ ページ9

「ここがさっき言ってた喫茶店か？」


『あ、はい！ここです！』



急に来ちゃったけど安室さん居るのかな…。



カランカラン


「いらっしゃいませー！あ！Aちゃん！」


『あ、梓さん！』


「そちらの方は初めての人ですよね？」


『はい！私の…』



あれ、私の何だろう。友達…ではないし、知り合い？



「私の？」


『あ、私の知り合「俺達の命の恩人だよな！」え？』



伊達さんが会話に割り込み、私の事を恩人と言った。



「え！恩人なんですか！？」


「そうそう！俺達がピンチの時にこの子が助けてくれたんですよ」



今度は萩原さんが梓さんに話しかけた。


『はは、大した事はして無いですよ…恥ずかしいのでこの話はもうお終いという事で…』


「なぁ、そろそろ席に案内して貰いたいんだけど」



松田さんが少しピリピリしながら梓さんに話しかけた。



「あっ、す、すみません！こちらのお席になります！」


「そ、それでは決まったらまたお呼びくださいっ！」



そう言うと梓さんはそそくさとキッチンの方へと行ってしまった。



『…梓さん萎縮しちゃったんですけど』


「はっ、ほっとけ」


「おいおい、そんなカリカリすんなって禿げるぞ？」


「あ？」


『…ちょっとお手洗いに行ってくるので皆さんその間に何にするか決めておいて下さい』


「りょーかい」


「ああ」


「わかったぜ」



三人から離れてトイレに行く前に梓さんの方へと駆け寄った。



『あ、あの梓さん…さっきはあの人達がごめんなさい』


「あ、Aちゃん…早く席に案内しなかった私が悪いんだし、気にしてないから大丈夫だよ」


『そ、そうですか…？それなら良いんですけど。あ、それと聞きたい事があるんですけど…』


「ん？何？」


『今日って安室さんお休みですか？』


「安室さん？うん、今日は休みだけど」


『あ、そうですか』



そっかー、じゃあ今日は合わせられないな…。



「安室さんに用事でもあった？」


『あ、いえ！特にはないです！』


「そう？」


『はい！あ、お手洗い借りますね』




「はい、どうぞー」

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