この世界の人達は強引すぎる6【名探偵コナン】

FILE249：公安 ページ7

それからファミレスを見つけて三人から降谷さんと松田さん等の面白い話を沢山聞いた。


途中から松田さんがゼロって言う頻度が多くなって来たので流石に言わないとおかしいかと思い、指摘をした。



『あの、ゼロって降谷さんの事で合ってますよね？』


「ああ、ごめんごめん！そう言えば降谷ちゃんの本名言ってなかったね！」


「ゼロはあだ名だな、本名は降谷零。零だからゼロって呼んでる」


「そう言えば諸伏ちゃんもゼロって呼んでたよな」



来た！この流れだと来ると思ってた！



『えっと、諸伏さん？』


「あぁ！それも言ってなかったっけ！もう一人の警察学校時代の同期だよ！降谷ちゃんの幼馴染なんだよね」


『幼馴染！いいですね！』


「そう言えば諸伏とも連絡取れなくなったよな」


「二人して今頃何してるんかねぇ」


『連絡取れなくなったのっていつぐらいからですか…？』


「そうだなぁ…詳しくは分からないが警察学校出て暫くしてからだから、少なくても一ヶ月って所か？」


『そうなんですか…』



二人が公安に居るんじゃないかって言っちゃって良いかな？むしろ言いたい。良いよね？



『あの』


「あ？どうした」


『もしかしてその二人、連絡取れない部署に居るとかは無いですか…？』


「連絡が取れない部署？」


『は、はい。家族にも知らせちゃいけないみたいな部署ありませんでしたっけ』


「家族にも？…はっ、もしかして」



萩原さんは何かに気付いた様子で他の二人を見た。
二人も萩原さんが何を言いたいのかを理解したみたいに頷いた。



「つまりは、ゼロと諸伏は"公安"にいるって訳だな」


松田さんがそう言うと二人は納得した様に頷いた。


「それなら俺達と連絡が取れねぇのが頷けるぜ」


「ゼロの野郎は成績良かったしな」



ついに公安という言葉が聞けて私は他にも色々喋りたい事もあったがそれはダメだと口を噤んだ。



『そ、そう言えばその降谷さんと諸伏さんの見た目って…』




「ああ、ゼロは金髪で肌が褐色だせ？後は目が青いな」

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