この世界の人達は強引すぎる6【名探偵コナン】

FILE247：四人で ページ5

そしてあれからあっという間に三日が経った。
今日出かける事を沖矢さんに話すと渋い顔をしていたが了承して貰えた。



『あー…まだ40分か。早く来過ぎたな』



いくらなんでも待ち合わせの20分前は早過ぎたみたいだ。

そしてその5分後に松田さんが来た。

松田さんはなんでもう居るんだよみたいな顔で近付いて来た。



「おいおいお前早過ぎないか？いつからいんだよ」


『あはは…40分に来ちゃいました。でも松田さんもまだ15分前ですよ？』


「俺は誘った側だしな。それに女を待たせるのは男として無いだろ」



うわぁーかっこいい事言いますね。



「まあAが早く来ちまったせいで結局待たせちまったみたいだけどな」


『あはは、ごめんなさい…』


「なんだ？もう来てるのか」



ちょっと野太い声が聞こえ振り返るとそこには伊達さんがいた。



「おぉ！やっと会えたな！松田から聞いてるぜ。会ったのは一年前だから…そんなに変わってねぇな！」


『そ、そうですねっ』


「俺の事覚えてるか？ほら、あの雨の日に車に轢かれそうになった所を…」


『は、はい！覚えてます！伊達さんですよね？』


「ああ！良かった、忘れてたらどうしようかと思ったぜ」
「あ？ちょっと待て。一年前って事は…ってAお前今歳いくつだよ」



松田さんが眉間に皺を寄せながら私に聞いてきた。



『あ、20歳ですけど…』


「20歳(ハタチ)だぁ？…班長の時で19歳だとして、俺の時は3年前だから…17歳！？は？嘘だろ！？どう見ても17歳の見た目じゃ無かったぞ！」



…それは恐らくタイムスリップ(？)してたからだと思います。自分でもよく分からないけど。



「あらら〜、もうみんな着いてら。お待たせ陣平ちゃん、伊達班長」


「萩！？」


「おぉ！お前も相変わらず早いなあ」


「はは、みんなには負けちゃったけどな。あ！君がAちゃんだろ！？いやー！ようやく会えたよ！俺の恩人に！」


『え、あっ、あの時はどうも…』




「いえいえ！こちらこそ！…それにしてもあれから7年経ってんのにAちゃん全然変わんないよな？今いくつよ？」

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