この世界の人達は強引すぎる6【名探偵コナン】

FILE279：結婚式にはまだ早い ページ37

「えぇー！！それで昴さんに告白されたんだー！しかも観覧車のてっぺんでとか…ロマンチック〜！」


『えへへ、うん』



次の日私は蘭ちゃんと園子を呼んでポアロに来ていた。



「今日昴さんは一緒には来てないの？」


『うん、沖矢さんは家に居るよ。二人に付き合った事話したかったし、沖矢さんが居たら恥ずかしいじゃん？』


「まあ確かに…」


「結婚式は呼びなさいよね！」


『ま、まだ気が早いって！付き合って1日目だよ？』


「人生何があるか分からないでしょ？」


『ま、まあ確かにそうだけど…分かったよ。結婚する時は招待するよ』




組織も壊滅してないし、真相も全然分かってないから結婚するにしても当分先になりそう。


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そして赤井さんと付き合ってからというもの、いつもの日常は変わらなかった。
赤井さんとのデートの先で殺人事件。


コナンくんがいる所には事件が舞い込み、それをコナンくんが時計型麻酔銃で毛利のおじさんを眠らせ、変声機を使って事件を解決して行く。


たまに私もコナンくんの捜査の協力をする事があったりと、そんな当たり前な毎日だった。
そしてどれくらい月日が経っただろう。



そんな当たり前な毎日が突然終わりを迎えた。



『え…それって本当？』


「ああ、本当だ」



家でコナンくんと赤井さんが私の前に座っている。
赤井さんとコナンくんはとても深刻そうな顔をしていた。



『組織を壊滅させるって…もう奴らの居場所も分かったって事…？』


「うん。この前やっと奴らのアジトを見つけたんだ。俺と赤井さん、FBI、CIA、MI6。そして公安が動く」


公安…つまり安室さんだろう。


『わ、私も一緒に戦う！』



勇気を振り絞って二人にそう告げた。
そしてコナンくんが「ダ…」と口を開く前に赤井さんが口を開いた。



「駄目だ」


『な、なんで…！コナンくんも赤井さんも行くんだよね？なら私だって…！』




「Aさん、今回ばかりは駄目だ。危険すぎる」

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