この世界の人達は強引すぎる4【名探偵コナン】

FILE172：コーヒー牛乳 ページ28

「うわー！負けたー！」


「はは、園子さんもまだまだですね」



沖矢さんが卓球のラケットを持ちながらハハハと笑っている。



「昴さんも安室さんも本気過ぎない！？」



園子も負けたかー、蘭ちゃんも負けたし私も負けた。少しは華を持たせてくれても良いと思うけどなぁ。



『汗かいちゃったし、私もう一回お風呂入ってくるね』


「オーケー！私達はまだやってるわ！次こそは昴さんに絶対勝つんだから！」


「ははは、次も負けませんよ」



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カポーン…



『ふぅ…』


『あー…やっぱりいい湯だなぁ』


卓球って久々にやったなぁー


『…はぁーあ』



この旅館に来てからお客さん一人も見かけてないけどまさか貸切とかにしてないよね？鈴木財閥だし有り得そうだけど…。

それにさっき事件あったばかりだけど、コナンくんもいてこの旅館で事件が起こらないとも限らないし…。

本音を言うともうやめて欲しい。フィクションで安全な外野から見るのが楽しいのであってやっぱりその場に居合わせると全然楽しくない。

怖いとかどうしようとかの気持ちで押し潰される。



『ふぅ〜…汗も流れたし、そろそろ上がるかぁ』


ザバァとお湯が波を立てる。
浴衣に着替え、卓球台のある遊戯室へと向かう。
その途中で自販機を見つけた。


『あ、コーヒー牛乳ある。財布…あぁ、部屋か…』



まあ、さほど離れてないし取りに行くか。
部屋に財布を取りに行き、無事にコーヒー牛乳を入手した。
近くの椅子に座って飲んでいると沖矢さんがやって来た。



「おや、Aさんお風呂上がったんですね」


『はい、今は水分補給中です』


「コーヒー牛乳ですか、美味しいですよね」




『はい！お風呂上がりはコレに限ります！』

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