FILE161：日焼け止め ページ17
「彼は一体何の用事があるんですかね？」
『さ、さぁ…』
まあ多分だけど、ベルモットの事じゃないかな。
「さて、それじゃあ海にでも入りましょうか」
『あ、ちょっと待って下さい！』
「ん？どうしました？」
『あ、いえ…あのー』
「もしかして、泳げない。とかですか？」
クスッと私を揶揄う様に笑う沖矢さん。ああ、カッコいい…。
『いえ！ちゃんと泳げますよ！って、そうじゃなくて…』
「『日焼け止めを塗りたい』ですよね？」
『え？…何で分かったんですか？』
「簡単な事ですよ。先程忘れ物を取りに行くと言って、貴女は更衣室に行った。帰ってくると、手には日焼け止めクリームの容器」
「それに、腕は少ししっとりとしている。この事を踏まえると、忘れ物は日焼け止めのクリームで、更衣室で塗れる所だけは塗って後は蘭さんや園子さんのどちらかに、届かない背中を塗って貰おうと思っていたんじゃないですか？」
え、すっご。
『え、そうです』
「ですが残念な事に蘭さんや園子さんは海の中…。ここからじゃ声は聞こえないと思いますよ」
『あ…』
そうだよ。どうしよ…こんな事なら先に入ってて！なんて言わなきゃ良かった。
「私でよければ塗りましょうか？」
『え！？お、沖矢さんが！？』
「ええ、まあ勿論無理にとはいいませんよ？私は男ですし、背中とはいえ異性に身体を触られる訳ですから嫌な人も居るでしょう。あ、勿論変な事はしませんよ。どうしますか？」
『えっ、えっと…』
ど、どうしようっ！？まさか沖矢さんにそんな事言われるとは思っても居なかった！…これはチャンスなのか…？
『あ、あの…』
「はい」
『よ、よろしくお願いします…』
「ええ、任せてください」
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なみ太郎(プロフ) - みおみおさん» ありがとうございます！これからも頑張りますね！ (2021年12月27日 19時) (
レス) id: 25695a5dd6 (このIDを非表示/違反報告)
みおみお(プロフ) - この作品を読んでて凄く楽しいです‼︎ これからも更新頑張ってください( ◠‿◠ ) 応援してます！ (2021年12月27日 16時) (レス) @page34 id: 96379735bf (このIDを非表示/違反報告)
なみ太郎(プロフ) - 夜野月さん» コメントありがとうございます！はい！無理なく頑張りますね！ (2021年12月7日 4時) (レス) id: 25695a5dd6 (このIDを非表示/違反報告)
夜野月(プロフ) - 楽しすぎて一気見してしまいました！この世界に行けたら楽しそう〜。無理なく投稿頑張ってくださいね！ (2021年12月7日 0時) (レス) id: b37fe5bf02 (このIDを非表示/違反報告)
なみ太郎(プロフ) - ゆうみんさん» コメントありがとうございます！これからも頑張りますね！ (2021年12月6日 22時) (レス) id: 25695a5dd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なみ太郎 x他1人 | 作成日時：2021年11月25日 0時
