検索窓
今日:126 hit、昨日:154 hit、合計:365,505 hit

FILE159:ナンパされた ページ15

『す、すみません!』



顔を上げるとぶつかったのは2人の派手目な男達だった。
うわ、これは不味いかも知れない。



「へぇ…君可愛いね!ねえ、俺たちと遊ばない?」


『え、いや、あの…』


「ね、いいでしょ?俺たちにぶつかったんだし、そのお詫びとしてさー」



確かにぶつかったのは私だけど!それとコレとは話が別じゃない!?



「なに?もしかして断ろうとか考えてる?」


「そんな事しないよね?」


そう言って男の1人が私の腕を掴んできた。


『ちょ、ちょっと離してくださいっ』


「離してくださいっ!だってさ?何それ抵抗?可愛い抵抗じゃん?」


「抵抗される程、男は燃えるって知ってた?」



ひぃーー!!?コイツら気持ち悪い!



『ほ、本当にやめっ…』


「僕の連れに何してるんですか?」


『え…安室さん?』


「は?なんだよお前」


「それより、早くその手を離してくれませんか?」



やばい、こんな状況なのに副音声で「傷付けたく無いので…」って聞こえる気がする。



「う、うるせぇな!お前には関係ないだろ!」


私の腕を掴んでいる男がそう叫ぶ。
安室さんは私の腕を掴んでいる男の腕を掴んだ。


「3度目はありません。その手を離してください」


「この野郎っ…痛たたたた!!!?」



安室さんは男の腕をギリギリと掴むと私を掴んでいた男の腕はあっさりと離れた。



「3度目はないと言いましたよね?」


「だ、大丈夫かよ!?」


もう1人の男が心配そうに仲間の男に声をかける。


「くそっ!覚えてろよ!」


ありがちな捨て台詞を吐いて男達は走って行った。


『安室さん助けてくれてありがとうございました!』



私は安室さんの方に向き直ると、安室さんにお礼を言った。



「いえいえ、気にしないでください!Aさんが少し遅い気がしたので見に来て正解でしたね」


『そうだったんですか…わざわざありがとうございます!』


「いえ!それじゃあ早く戻りましょうか!」





『そうですね!』

FILE160:おかしい→←FILE158:忘れ物



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (200 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
659人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

なみ太郎(プロフ) - みおみおさん» ありがとうございます!これからも頑張りますね! (2021年12月27日 19時) (レス) id: 25695a5dd6 (このIDを非表示/違反報告)
みおみお(プロフ) - この作品を読んでて凄く楽しいです‼︎ これからも更新頑張ってください( ◠‿◠ ) 応援してます! (2021年12月27日 16時) (レス) @page34 id: 96379735bf (このIDを非表示/違反報告)
なみ太郎(プロフ) - 夜野月さん» コメントありがとうございます!はい!無理なく頑張りますね! (2021年12月7日 4時) (レス) id: 25695a5dd6 (このIDを非表示/違反報告)
夜野月(プロフ) - 楽しすぎて一気見してしまいました!この世界に行けたら楽しそう〜。無理なく投稿頑張ってくださいね! (2021年12月7日 0時) (レス) id: b37fe5bf02 (このIDを非表示/違反報告)
なみ太郎(プロフ) - ゆうみんさん» コメントありがとうございます!これからも頑張りますね! (2021年12月6日 22時) (レス) id: 25695a5dd6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:なみ太郎 x他1人 | 作成日時:2021年11月25日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。