FILE142:避難 ページ47
「よし!今から扉を開けるから少しドアから離れていてくれ!」
『は、はい!』
するとドアが少しずつ開いていく。
「ふん!」
ガタン!!
扉が完全に開いた。
『あ…』
待ってこの人…!
「萩原さん…」
恐らく鑑識(?)の人なんだろうか…。萩原と名前で呼ばれた為確定してしまった。この人萩原さんだ!
「ああ…君怪我してるじゃ無いか!?」
『え!?あ…』
そういえばさっき転んで…
「その足で階段を下りるのは無理だな…よし、今はタイマーが止まってる。俺がこの人を下に避難させる。その間、任せたぞ」
「「「はい!分かりました!!」」」
え、うそ!?このままだと他の人達が死んじゃう!
萩原さんは私の膝裏に腕を回すと私を持ち上げようとした。
『ま、待って下さい!いくらタイマーが止まってても
犯人が遠隔操作で爆発させたりしたらこの人達死んじゃいます!!』
「…大丈夫だ心配するな」
『駄目です!!皆さんも一緒じゃないなら私は行きません!!』
「…弱ったな。…はぁ。分かったよ」
「一時撤退だ!速やかにこの建物から出るんだ!」
「「「え!?は、はい!」」」
彼らは動揺していたが、すぐに避難して行った。
残りは私と萩原さんだけになった。
「さあ次は君が避難する番だ」
萩原さんは再度私を抱えて階段をドンドン下りて行く。
10階まで下りると萩原さんの胸元辺りから携帯のコール音がした。
『あ、あの、これ出た方がいいのでは…』
「そうだな…すまないんだけど取ってもらって良いかな?手が塞がってて」
『あ、は、はいっ』
『失礼します…』
私は音のする場所を漁り、ようやく携帯が出てきた。
受信ボタンを押すと萩原さんの耳に携帯を当てた。
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かるぴん(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて読む手が止まりません。あと最初沖矢さんのセリフを「あとは盛る(さかる)だけですので」と読み間違えてしまいびっくりしました…笑 (5月24日 6時) (レス) @page27 id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
なみ太郎(プロフ) - シオンさん» そうですねぇ…アニメの方だと爆弾を解体してる最中に松田さんから電話がかかって来て電話を取ってから約1分?くらいで爆発してるのでその前の話ですね。避難した後の松田さんとの会話は想像なので多めに見てください(・_・; (2021年11月24日 22時) (レス) id: 25695a5dd6 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - あ、避難した後ならないかな。けど、松田さんとのやりとりがあるかな?楽しみにまってます。 (2021年11月24日 19時) (レス) @page48 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - なみ太郎さん» 松田さんにいう台詞ですよ。 (2021年11月24日 19時) (レス) id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
なみ太郎(プロフ) - シオンさん» どこのセリフですか?? (2021年11月23日 20時) (レス) id: 25695a5dd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なみ太郎 x他2人 | 作成日時:2021年10月18日 2時