この世界の人達は強引すぎる3【名探偵コナン】

FILE130：鈍感じゃないので ページ35

『え？』



車を出ようと思ってドアに手を掛けていたが、安室さんに話しかけられ、出る機会が無くなってしまった。
まあここで嘘を言っても後々バレるので正直に答えた。



『はい…そうですけど…』


「…付き合っているんですか？」


『え！？い、いえ！！付き合ってないですよ！？』



何を言ってるんだ安室さんは！私みたいな凡人が赤井さんと付き合える訳ないじゃん！？



「では交際していないのにも関わらず一緒に住んでいると言うんですか？」


『え、ま、まあ…』



だって成り行きだったし。コナンくんと沖矢さんにゴリ押しされたし。
てか、どうした安室さん。嫉妬ですか？あ、いえ、すみません。なんでもないです。



「はぁ…。Aさんは男がどういうものか分かっていなさそうですよね」


『え？』


それどうゆう意味？鈍感って言いたいの？うん？あれでしょ？安室さんは私が沖矢さんに襲われるんじゃないかって事でしょ？そこまで鈍感じゃないんで分かるわ！そんな事！


『…安室さんの言いたい事は大体分かってるので安心して下さい』


「分かってるって…本当に分かってるんですか？」


『はい、要は男女が一つ屋根の下、何も起きない筈がない。だから心配だ。って安室さんは言いたいんですよね？』


「え？…ええそうです」



ほらやっぱり。何年自作の小説書いてると思ってる。こういうのは得意だ。



「それじゃあ…今僕が考えてること。分かりますか？」


『え？』


うわー、なんかめんどくさくなって来たな。安室さんめっちゃ笑顔だし。逆に怖いんだけど。
えー…こういう時小説だったらなんで考えるかな…。


『…うーん』






果たしてこれを言って良いものか…。間違ってたら変態女のレッテルを貼られかねない。

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