この世界の人達は強引すぎる3【名探偵コナン】

FILE129：見間違いだった ページ34

バス停の時刻表だと思っていた物はただの看板で、座っていた所はただのベンチだった。



『え、うそ…？』



え、じゃあさっきまでのって何？え？いきなり怖いんだけど！


「…確かに一年前まではあったんですけど、今は違う場所に移ってるんですよ」


一年前…って事は伊達さんが亡くなる前？
て事はやっぱり夢じゃないの？え？


『も、もしかしたらボーッとしてたから見間違えたのかも知れないですっ！あはは』


「でも…普通見間違いますかね？看板とバス停って」


『あはは…どうなんですかね』



いや、私ならワンチャンあり得そう。
信号も見間違えた程だったし…。



『あ、安室さん…。やっぱり送って貰っても良いですか？』


「ええ、もちろん良いですよ！」



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「え？引っ越したんですか？」


安室さんがいつもの私のアパートに向かっていた気がしたので、引っ越した事を伝えた。
いや、正確には引っ越したというより同居なんだけどね…。


『あ、まあそんな所ですかね…？』


「そうなんですか…。場所は何処ですか？」


『あ、えっと…私のアパートから近いのでそこから案内します』


「ええ、お願いします」



私のアパートに着き、そこから工藤邸への道順を案内する。
車から工藤邸が見えたので『あ、ここです』と安室さんに言った。



「ここは…」


安室さんはきっと沖矢さんの事を考えているのか、少し怖い顔をしていた。



『あ…えっと、送ってくれてありがとうございました！それじゃあ、おやすみなさ＿＿






「Aさんはあの大学院生の彼と住んでいるんですか？」

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