この世界の人達は強引すぎる3【名探偵コナン】

FILE116：事情聴取 ページ19

『あ、AAですっ！苗字は呼ばれ慣れてないので、名前で呼んでくださいっ』


「あ、はい。それではAさんで」


『はい！あの、お名前を伺っても…？』



さて…、偽名を名乗るのか、それとも本名か。



「…風見祐也です」


風見さんは少し間を開け答えた。


『それじゃあ風見さんですね！』



本名だったあああああ！謎の感動！



「あ、はい」


それから建物の中を案内してもらい、私が無事に辿り着けた所で別れた。

それからは高木刑事が聴取を取って一時間半程で帰ることになった。
外はもう夕暮れだ。


「あれ？Aさんじゃないですか！」


『ファ！？』



警視庁を出ると安室さんに会った。
いや、まじビックリして変な声出たんだけど。



「なんですか今の驚き方wAさんって面白い一面もあるんですねw」


『いや…もう恥ずかしいんで辞めてください…』


「ところで今帰りですか？送りますよ」


『え！いや…大丈夫ですよ！』


「遠慮しないで下さい、夜は危ないですし今のままだとまた貴方誘拐されますよ？」


『…え？』



え？何で知ってんの？私が誘拐された事。え、事があったのほんの２、３時間前なんですけど？

それにニュースにもなってない筈だし、こんな小さな事件、殺人事件に比べれば豆粒程度だろう。



『え、な、何で知ってるんですか、私が誘拐された事』



え、ちょ、一気に安室さんに恐怖心出てきたわ。怖。いや、まぁ警察関係者だし情報は筒抜けだろうけど、怖くね？



「ああ、風の噂で」


『風の噂ですか…』


「そんな事より早く帰りましょう！あんまり遅くなると夜になってしまうので！」


『え、あ、はい…』





なんか上手いことかわされた気がする。

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