この世界の人達は強引すぎる2【名探偵コナン】

FILE57：No more安室透 ページ9

「随分と楽しそうですね」



注文も忘れて梓さんと話し込んでいたら店の奥から安室さんが出てきた。



「安室さん！」


『え！安室さんいたんですか！？』



全然出てこないからてっきり買い物か休みなのかと思ってた所だったのに…



「店の奥ですがちゃんといましたよ？それに、僕がAさんを呼んだのにその僕が店にいないわけ無いじゃないですか」


ニコッと効果音がついた様な気がする。


「え！もしかして二人って…！」



そう言って梓さんが驚いた様に私と安室さんを交互に見る。



『いえ！違います違います！』


「そんなに否定しなくてもいいじゃないですか…」


安室さんがそんな事を言い出した。マジでやめてくれ。私は安室さんとフラグを建てたいんじゃなくて赤井さんとフラグを建てたいんだ！


『いや否定しますって！そういう仲じゃないですし、それにこの話題がJKの耳にでも入ったら炎上案件ですよ！？』



ふと梓さんを見ると顎に手を当てながら「確かに…」みたいなポーズをしている。


「JKって…ふ、Aさんも少し前まではそうだったじゃないですか…ふふ」


安室さんがクスクスと笑いだした。
悪かったですねぇ〜。年寄りくさくて。


『あー！取り敢えず！この話はお終いです！安室さん！ハムサンドとオレンジジュースで！』


「ふふ、分かりました」



そして私はこの後出てきたハムサンドとオレンジジュースを平らげて会計をしようとしたら、安室さんが「今日は僕が無理矢理呼んだので僕が奢りますよ」と言われたので、確かにそうだ。と思い、安室さんに奢ってもらった。
ということで帰ろう。お腹も満たされたし。



『それじゃあ梓さんまた』


「うん！Aちゃんまた来てね！」


『はい！また来ます！』




そうして私は梓さんと安室さんに別れを告げてポアロを後にした。

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