FILE82:病院 ページ34
そして会話もないまま、病院に着いた。
ウォッカが運転席を降りて後部座席のドアを開ける。
「さぁ掴まってくだせい」
『ありがとうございます』
ウォッカの手を掴もうとした時、横からぐいっと引っ張られ怪我した方の足を踏ん張ってしまった。
『痛っ!?』
「ちょ、兄貴!?何してるんですかい!?」
「トロトロしてんのが悪い」
「足怪我してんですぜ!?」
痛みに悶えてるとまた身体が浮いた。
「んじゃあ運べば問題ねぇだろ」
『え!?』
なんとジンに担がれた。横抱きとかじゃなく担がれた。米俵みたいに。
「ちょ、兄貴がそんなことしなくても!」
「構わねえよ」
そう言ってスタスタと歩くジン。
『こ、怖い怖い!この体勢落ちるっ!』
「しっかり持ってるから落ちねえよ」
ひぃいい!怖いいい!!
「それに、小娘かと思っていたが…案外いい女だったんだな」
ニヤっとジンが笑う。
『へ?』
ひぃ!どう言う意味!?セクハラ?セクハラですか!?ジンにはベルモットがいるじゃん!二人でマティーニでも作ってろや!
そしてそのままの体勢で受付をする羽目になった。
…せめて座らせて。恥ずかしい…。周りの視線が痛かった、もう外出れない。
受付が終わるとようやく座らせて貰えた。
「俺は先に戻ってる。終わったら知らせろ」
「分かりやした!」
そう言ってジンが先に帰って行った。
『はぁ…』
「うちの兄貴がすいやせん」
『あ、いえ…大丈夫ですよ。ジンさんも親切心でやってくれてると思うので…』
「…Aさんは優しいですね」
『そうですか…?』
ウォッカと話していると看護師の人に呼ばれた。
「肩貸します」
『ありがとうございます』
そして私は診察を受ける。
502人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なみ太郎(プロフ) - みみさん» ホントですか?私結構黒の組織のジンニキ好きなんですよね!今のところ誰に落ちるかは小説の進み具合で決めてますが、一応は赤井さん落ちです!まあまだ未定なんですけど笑笑 上手く最終回書けたら次は安室さんその次はジンニキ行こうかなとは思ってます! (2021年10月11日 0時) (レス) id: b1f8f6f1b3 (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - まってぇ、ジンニキも素敵〜黒の組織堕ちしちゃう (2021年10月10日 14時) (レス) @page37 id: a5001f70e4 (このIDを非表示/違反報告)
なみ太郎(プロフ) - みみさん» コメントありがとうございます!ウォッカイケメンに書いてます笑笑! (2021年10月8日 18時) (レス) id: b1f8f6f1b3 (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - まって、ウォッカイケメンすぎる純粋な優しさしゅき (2021年10月8日 12時) (レス) @page33 id: a5001f70e4 (このIDを非表示/違反報告)
なみ太郎(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます!応援ありがとうございます!これからも更新がんばりますね! (2021年10月8日 9時) (レス) id: b1f8f6f1b3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なみ太郎 x他1人 | 作成日時:2021年9月18日 15時