この世界の人達は強引すぎる2【名探偵コナン】

FILE80：なんでこんなところに ページ32

『じゃ、じゃあ後はお願いします！』


「はぁい！分かりましたー！」



ポアロのお店の中で安室さんを見つけたので全力でその場を離れた。

恐らく安室さんは気付いていると思う。
なんでかって？…目があったからさ。

私が、安室さんを見つけた時には目があってたよ。そりゃあもうばっちりと。


ずっと見てたんじゃないかってくらいすぐ目あったぞ？
…ホラーを感じたよね。
コナンキャラのヤンデレとか嫌だぞ？

だって怖いじゃん。盗聴器仕掛けられたり、監視カメラ仕掛けられたり、GPSついてたり…。
いや、ヤンデレじゃなくてもコナンのキャラ達やってるわ。


あ、怖。鳥肌たったわ。
あ、でも監視対象ではあるけど恋愛対象には入らないか。
そんな事を考えてたら段差で足を取られてしまった。



『うわっ！』


ザザっ！


『痛ったぁー…』



あー、やば、派手に転んだわ…恥ずかし…。
普通こう言う時って転ぶ前にキャラクターが受け止めてくれるもんじゃないのかな…。


周りを見回してもそれらしいキャラがいなかった。
諦めて荷物をバッグに詰めていた時、誰かが荷物の一つを拾ってくれた。



『あ、ありがとうございます』



お礼を言う為顔を上げた私は心底驚いた。



「大丈夫ですかい？」


そう。ウォッカがいたのだ。


『は、はいっ、大丈夫です！ありがとうございます！』



え！？なんでウォッカこんなところにいるの！？
普通こう言う時って服部くんあたりじゃないの！？
気付いたら荷物をほとんど拾って貰ってしまった。



「立てますかい？」


『え、あ、はい！』


手を差し伸べられたので、その手を取って立ち上がろうとした。


『痛っ！？』



立ち上がろうとした時に足首に激痛が走った。

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