かーらぁすーなぜ鳴くのーコイツらから逃げたいからだよー！！！！

はぁ！？初耳なんですけど！？ ページ29

貴女side

はぁぁぁぁぁぁぁ。あのクソバカ兄のせいで頭混乱してる…！！なんで一般ピーポーの筈のお兄ちゃんが神の仕事を任されて…？？もー分かんない！！

あ『で？なんで一般ピーポーのお兄ちゃんが紙なんかの仕事を任されてたの？』

降「Aの言う通りだな。信じ難い話だ…。神なんて…。」

赤「同意見だ。」

あ『2人とも、神じゃないよ。紙だよ。』←

降.赤「あ、あぁ。」

樹「納得しないで！？」

お兄ちゃんを、不憫なんて思わない…。←

樹「あのね、A。俺らは一般人じゃないんだよ。」

あ『うんそれで？…ってはぁ！？何言い出すの！？狂った！？狂ったの！？』←

樹「お、落ち着いて。俺らは、本当は笹田じゃない。」

なにを…なにを、言ってるの…？怖いよ…。自分が、自分じゃなくなるみたい。

樹「俺らは、本当は…天塚、なんだ。」

あま、つか…？どういう、こと？私は笹田 Aじゃなくて天塚 A…？

降「天塚…！？」

赤「…幻の大富豪、か。」

え？知ってるの？分かんない…なにも。自分のこと、なにも、知らないんだ。

樹「2人は知ってるようだな。そう。俺とAは消えた筈の幻の伝家(神秘なる家族)と呼ばれた、天塚家のたった2人の生き残りだ。俺らの瞳がその印。このオッドアイは、天塚家の者にしか受け継がれない。」

あ『目…。』

樹「そして天塚家の者には、もう一つ受け継がれるものがある。」

降「もう一つの…。」

赤「受け継がれるもの…？」

やっぱ隠れ仲良しじゃん。←…ってそんなことはどうでもいい←

あ『それって…なに？』

樹「それは…“翼”だ。」

あ『…は？』

翼…？何言ってんの？？

降「どういう事だ？」

赤「……。」

だよね、分かんないよね？赤井さんなんて固まってるし。←

樹「いずれAも目醒めると思うんだ。俺はもう…。」

あ『どういう…お兄ちゃん…翼って…。』

ファサァッ

お兄ちゃんの背中…肩甲骨辺りから、藍色の、大きな大きな翼が、姿を現した。

降「なっ…！？！？」

赤「ホォー…。」

あ『お、お兄ちゃん…！！車の中じゃ狭いじゃん！！』←

え…？？みんな、なんでそんなこっち見るの？？変な事言った？？←

あ『え"…いくらマスタングの中でもそんなモン広げたら狭いじゃん…？？』←(樹の車マスタングかい！)

樹「A…今日からお前のあだ名はシリアスブレイカーだよ…。」

あ『なんで！？！？』

あ『やぁ、シリアスブレイカーだよ！！』コ「気に入ってんじゃねーか…。」→←こんの…バカ兄ぃぃー！！！！！！

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