名探偵との恋のお話2【名探偵コナン】

発砲音 ページ43

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快斗が空中を舞う中私は一人、警察の無線を聞き流していた



たくさんのパトカーが猛スピードで快斗を追っているのが見える



アイダン警部補が指示する内容を聞いていれば、とんでもない事言ってるし…



『…快斗、発砲が許可されてる。しかも連続殺人の容疑掛かってるよ』



快「はぁ！？まじかよ…」



快斗は人通りの少ない路地に入り込んで着地した



快「ここまで来れば…」



パトカーの位置情報をハッキングすれば快斗のすぐ近くまで追ってきていた



『駄目、離れて！！！』



その瞬間、イヤホンから車のスキール音が聞こえ、直後乾いた発砲音が響いた



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快斗が西日が差す人気の無い路地裏をよろよろと歩く



快斗の荒い息遣いがイヤホン越しにも聞こえてきた



快「…フン…上等だ…お、面白く…なってきたじゃねぇ、か」



笑いながら呟いた快斗は壁に背中を預けて、その場に崩れ落ちた



そんな事笑いながら言えるなら大丈夫かな



『…ったく、捨て台詞吐く前に止血しなさい、私もすぐ向かう』



私はパソコンを乱暴に閉じて、小脇に抱え、駆け出した

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