検索窓
今日:8 hit、昨日:13 hit、合計:131,458 hit

ページ8

「あれ、Aお弁当作ったの?」

『あー……うん。そう、節約のために自炊しようかなーって!』

「へえ、アンタ料理できたのねー。」


数日後の昼休み、いつもコンビニか売店のパンだった私がお弁当を出したことに驚く蘭と園子。

景光さんが……お弁当のほうが節約になるから持ってけって言って作ってくれるから……!!


『ま、まー私だって?やれば出来る子的な?』

「あら、そ?じゃあ今度またAんちお邪魔してなんか作ってもらおっかなー。」

『そっれはー、ちょっとぉ〜……てか!!園子んち行きたい!!蘭の家はいったことあるけど園子んちないもん!?』


今の家に来させるのはマズイ。男三人と同居とか……事情も言えないし、さすがに、ねぇ?

慌てて誤魔化し、園子に話を振ると、園子は待ってましたとばかりに、にんまりと笑った。


「いーわねぇ!というか、今度うちでパーティーがあるのよ!そこに来ない?」

『ぱ、ぱーりーですか……私庶民なので場違いといいますか……ね……??』

「だいじょーぶよぉー!髪とかドレスコードとか、こっちでやってあげるから!」

『うええ……ドレス……?』


ぐっと身を乗り出してくる園子から、軽く身を引く。そんな私達をみて蘭は「大丈夫だよ、私だって庶民だけど、なんとかなるから」と笑った。

「前から1回A着飾ってみたいと思ってたのよね〜!顔綺麗だし、ちゃんとすれば相当化けるはずよ!!」

『いやあ、どーだろー……』


はは、と乾いた笑いが漏れる。ま、うちんちに来られるよりかはいいか。あー……パーリーねぇ……ワンピんときにどんちゃんパーリーよくしたな。

懐かしい。ま、パーティーってより、宴って感じだったけどねぇ。


『あ、でもそれっていつ?GW中はずっとバイトだから多分無理だと思うわ』

「GWちょい前だから大丈夫!」


そう、さすがにね、男三人転がり込んできたからね、経済的に厳しくて……GW、バイト頑張らなきゃなー。あの三人……戸籍ないから私が働くしかないのよねぇ。よし、がんばろう、うん。

( 18 )バブみとは→←4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (634 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1574人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

むう(プロフ) - 続き楽しみです! (10月6日 23時) (レス) id: 0b84ecb32f (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 完結になっていますが、これで終わりなのでしょうか? (6月15日 15時) (レス) @page12 id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - 続き楽しみに待ってます! (2022年11月25日 19時) (レス) @page12 id: 48cafece7d (このIDを非表示/違反報告)
景璃(プロフ) - お、終わりですか!???!(´TωT`)可能であれば続き待ってます! (2022年3月15日 5時) (レス) @page12 id: 0eef4a91ab (このIDを非表示/違反報告)
- とっても面白いです。続きを楽しみにしてます。 (2021年12月8日 20時) (レス) @page12 id: 2e973fc2c9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もちチーズ | 作成日時:2019年3月25日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。