五本のひまわり ページ10
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揺れる
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プライベートジェットにて移動中の私たち
そんな空の上の要塞で、突如＿＿＿
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NO side
小五郎の「蘭、このガキしっかり見張っとけよ！」、という言葉に苦笑いする蘭。
彼女のカバンの中で携帯電話が鳴った。蘭が画面を確認すると、そこには友人の一人の名前があった。
「もしもし、園子？」
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飛行機が着陸態勢に入る。
そんなアナウンスが流れたから、私は自分の座席に戻った。
シートベルトをしっかりとして、その時を待つ。
……蘭は驚くかな？
戻って来て、またいなくなって…それで戻って来たから混乱しちゃってるだろうなぁ。
短い間だったけど、感覚的には長い時間だった。
「ああ、蘭？もうすぐ着陸なんだけどさ、その前にいいこと教えてあげようと思って。
うんうん、そうそう。本当はビックリさせたいから黙っておくようにって言われたんだけど……」
ぼうっ、と近づく街並みを見下ろしていた私の耳には園子のヒソヒソとした電話の声が届くことは無かった。
「どこって……あれ！？さっきまでそこに座ってたんだけど……」
『＿＿＿！園子、どうしたの？』
「工藤くんの姿が見当たらないのよ」
園子の視線を辿ってみれば、確かに新一の姿が無かった。
……もうすぐ着陸なのに、何してるんだろう＿＿＿
＿＿＿＿＿＿ドオォォン！
「何じゃあ！？」
「きゃあっ！！」
爆音が客室内に轟いた。
それと共に機内は大きく揺れて、天井から酸素マスクが垂れ下がる。
余りの衝撃に驚いたものの、焦らずに頭を一旦下げる。その一瞬。
窓から主翼を覗くと、何かが爆発したような痕が見えた。
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NO side
「園子！？大丈夫？園子！！」
携帯電話の向こうから聞こえてきた悲鳴と大きな爆発音に蘭は慌てて呼びかける。
その横でコナンも電話に耳をすませていた。
少し離れた位置にいた小五郎が何事かと蘭に駆け寄る。
「どうした！？蘭」
「それが、悲鳴が聞こえた直後にものすごい音がして……」
「何だと！？中森警部っ！来てくれ！！」
中森に小五郎が状況を説明する中、コナンは窓を振り返って空を見つめていた。
「(まさか……キッドが……！？)」
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すずな - ホワホワさん» ありがとうございます☺️ 頑張ります…！ (8月24日 11時) (
レス) id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
ホワホワ - 更新頑張ってください！待ってます！続きが楽しみです〜！ (2023年4月2日 18時) (レス) @page8 id: da0f77ded3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずな | 作成日時：2022年10月25日 0時
