四本のひまわり ページ8
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空の上
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舞台はアメリカから日本へ…
彼ら一行は、プライベートジェットで羽田に向かっていた
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私は今、ニューヨークのＪＦＫ国際空港から次郎吉さんが用意したプライベートジェットにて羽田空港に向かっていた。
近くの席に座っていたチャーリー警部が立って次郎吉さんの元へ向かうのが見えたので、何気なくついていくと、チャーリー警部はタブレットの画面を差し出していた。
「これが今回回収したダミー人形です」
『結局、怪盗キッドには逃げられてしまったんですよね』
画面には撃ち落とされたキッドの人形の姿が。
「ニューヨーク市警もまんまとダマされたというわけか」
それを見た次郎吉さんは声を上げて笑った。
「嬉しそうですね」
意外にも悔しがっていない彼の反応にチャーリー警部は眉を顰める。
一連の流れを見ていた園子が含み笑いをもらした。
「おじ様もいつもダマされてるから、仲間ができて嬉しいのよね」
どうやらそれは嫌味だったようで。次郎吉さんは「ぬぐぐ……」と唸った。
「それよりも……大丈夫なんですか？
CAすら緊急時以外立ち入り禁止にしたあなたが、あの少年と…この少女にかぎってはこうも簡単に＿＿＿」
「おお、
心配する必要はない」
チャーリー警部の視線を同じようにして辿ると、園子とは反対側の座席に腰を下ろし、音楽を聞きながら雑誌を見ている
…疑われてるよ、おぬし。
もしかしたらキッドの変装じゃないかって。
「彼女はともかく…彼は体格も似ているようですし……」
「心配性なヤツじゃな」
次郎吉さんはニヤ、と笑うとおもむろに新一に近づいて、その頬を思いっきり引っ張った。
「イデデデデデ……！」
「このとおりじゃ」
パッ、と手を離した次郎吉さんを睨む新一。思わず吹き出すと、じとーっと睨まれた。
『園子ママぁ〜！！新一くんが睨んでくるよおー！！』
「まあ酷い！こっちにおいでなさい！」
茶番をやっていれば、新一は諦めたのか。
視線を雑誌に戻した。
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すずな - ホワホワさん» ありがとうございます☺️ 頑張ります…！ (8月24日 11時) (
レス) id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
ホワホワ - 更新頑張ってください！待ってます！続きが楽しみです〜！ (2023年4月2日 18時) (レス) @page8 id: da0f77ded3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずな | 作成日時：2022年10月25日 0時
