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「全ては今日、この場で展覧会のことを発表するためです。そして、集める作品は今回落札した〈 ひまわり 〉を含め、七点です」

「七枚もですか!?」



「不可能」だ、と会場のあちらこちらから聞こえる意見を破ったのは、次郎吉さんの声と、園子による「プロジェクト」の説明だった。



「案ずるな。すでにプロジェクトは進めておる」


「我々は以前から〈 ひまわり 〉を所蔵する世界中の美術館や個人に、〈 ひまわり 〉を集めた展覧会を開催したいと宣言していました。
そして、今回オークションに出品される〈 ひまわり 〉を落札した暁には、協力していただく確約もすでに得ています」



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「A、かくやくって何?」

『はっきりと約束すること。…てことは、もう許可取ったんだね』



園子の説明に耳を傾けながら、隣の母と父の質問に秒で答えを返す。



「さらにじゃ!!
七人のスペシャリストを用意し、完璧な保存と運搬、そしてセキュリティを約束した」

「七人のスペシャリスト……?」


「さよう。ワシがこの日のために集めた七人のサムライじゃ!!」



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……ふむふむ。
あの後、七人のサムライについて、一人ずつ紹介があった。簡単に説明しよう___


宮台(みやだい)なつみ

彼女は絵画の歴史、及び鑑定を担当するらしい。
長いストレートヘアーの一本結び。あとはメガネをかけている。


(あずま)幸二(こうじ)

彼は先程の彼女同様、絵画の専門家で修復、保存、管理の担当だ。
スーツを着ていて、顎には髭が生えていた。


圭子(けいこ)アンダーソン

彼女は展覧会の企画担当。
気が強そうで、芯がしっかりした印象が残った。


石嶺(いしみね)泰三(たいぞう)

彼は絵画の運搬、運送方法の指導役。
前の三人と比べると少し年上に見えた。


(きし)久美子(くみこ)

彼女は〈 ひまわり展 〉の演出担当だ。
服装も垢抜けていて、自信に満ち溢れていた。


○チャーリー

警備責任者の彼はニューヨーク市警の人。
白人(差別じゃないよ!)さんで、メガネ着用。


毛利(もうり)小五郎(こごろう)

日本からのセキュリティ強化要員。
みんな知ってるね…あの眠りの小五郎だよ。



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三本のひまわり→←二本のひまわり



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すずな - ホワホワさん» ありがとうございます☺️ 頑張ります…! (8月24日 11時) (レス) id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
ホワホワ - 更新頑張ってください!待ってます!続きが楽しみです〜! (2023年4月2日 18時) (レス) @page8 id: da0f77ded3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すずな | 作成日時:2022年10月25日 0時

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