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空港のラウンジ。
そこでようやく蘭と会う事が出来た。

耳に当てた携帯電話を切り、彼女の元へと走る。



『蘭ッ!!ごめんね、心配かけちゃって…』

「…もう、ホントだよ!Aのおバカ!」



わざとらしく頬を膨らませて怒る蘭を思い切り抱きしめた。私の背中に回された腕は少し震えていて、私は自分の腕にぎゅ、と力を込めた。



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それから数分経つと、なんとビックリ!
〈 ひまわり 〉がラウンジに運び込まれてきた。

江戸川君から聞いた話によると、新一が空に漂うキッドを発見したため後を追っていたらしい。
そして、キッドは屋上のへりに立ちそこから飛び降りたという。
その際、キッドは手に〈 ひまわり 〉を持っておらずビルを探したところ、配管の間に一枚のキャンバス___〈 ひまわり 〉が置かれていた、と。

そして、〈 ひまわり 〉はすぐに屋上から救出され、ここへと来たのだった。
今は、宮代さんと東さん、石嶺さんが修復用の道具を手に取りながら〈 ひまわり 〉の状態を確かめている。



「空港で揃えられる道具はこれが精一杯です」
「薬品などは工房に戻らないと……」

「構いませんよ。とりあえず傷がないか調べるだけですから。では始めましょう」
「はい」



少し離れたところから〈 ひまわり 〉を心配そうに見つめているアンダーソンさんと岸さんは、こう言葉を交わした。



「汚れだけならいいんだけど……」
「傷一つでもついてたら、展覧会の夢はついえるわね」



〈 ひまわり 〉が手元に戻ってきたのを喜ぶべきなのだろう。
あの時、飛行機で消えてしまっているよりかは幾分もマシだ。



「中森警部!」



部屋に入ってきたのは、二人の刑事さんだった。



「見てください。やはり屋上の監視カメラにキッドが映っていました」
「これがその写真です。一時間十五分ほど前にちょうどこの上を通過したようですね」



ちらり、とその写真を覗く。
その写真の中に映るキッドはまだ〈 ひまわり 〉を手にしていた。
この後、ビルの屋上に置いたのだろう。



「だが、なぜキッドはあのビルに〈 ひまわり 〉を置いていったんだ?」

「そりゃあ、えーと……」



小五郎さんの問いかけに中森警部が困っていると、チャーリー警部が口を開いた。



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すずな - ホワホワさん» ありがとうございます☺️ 頑張ります…! (8月24日 11時) (レス) id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
ホワホワ - 更新頑張ってください!待ってます!続きが楽しみです〜! (2023年4月2日 18時) (レス) @page8 id: da0f77ded3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すずな | 作成日時:2022年10月25日 0時

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