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勝「俺を好きだったら良いのに、、」

少しだけふわふわとした意識の中

そんな声が聴こえた聴こえた気がした

いつもとは違って

頭ではなく頰に体温を感じる



いろいろ考えてるうちに

私は目を開けた


勝「あ、」

どことなくちょっとだけ焦っているような勝利に

違和感を感じて

『ん?』

と聞き返す



勝「いや、何か聞こえてた、?」

『あ、うん、いや、聞こえてないよ』

勝「そっか、」

とだけ返す勝利

やっぱり私の気のせいだったかな

と、そう思った

『わたし聞き間違えちゃって』


勝「、え?」



勝利とふたりの空間に

沈黙が起こる



どっちも喋らないなんてことは

よくあることのはずなのに

今この状態で沈黙が続いているのは

なぜかすごく緊張して



居ても立っても居られなくなって

『ちょっと、飲み物とってくる』

苦し紛れにそう言って

気を落ち着かせるために

冷蔵庫に行こうと立ち上がろうとした



そうすると急に掴まれた手首

私はもう一度ソファに体重を預けた



勝「………じゃない、、

…まち…え…ない」


『 、、、え?』

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作者名:フレーズシュクレ | 作成日時:2022年4月30日 13時

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