今日:1 hit、昨日:7 hit、合計:6,980 hit
小｜中｜大
80 ページ30
shori side
マ「勝利くん、れいちゃんと勝利くんはさ
すごく仲が良いんだよね？」
勝「うん、まあ
俺はそう思ってるけど、」
マ「僕どこかで聞いたことがあるんだけどね
親友に対する感情って"好き"に近いらしいよ
ま、本当かはわかんないけどね」
そんなことを言うマリは
なんだか全てを知っていそうで
俺はただ"もしも本当にそうだったら"と
考えることしかできなかった
岸「でもさあ勝利
女の子なんてれいちゃんだけじゃないんだぞ？
かわいい子だってうちの学校まあまあいるし
勝利がその気になれば彼女なんてすぐできるだろ」
勝「女の子がれいだけじゃない
なんてことわかってるよ
ただ、正直俺は他の女の子と
付き合いたいとか
そういうのは考えられない」
たぶん、岸はいつまでも行動を起こさない俺を
気遣ってこんなことを言ってくれたんだと思う
聡くんとマリも
自分なりに考えて俺のこと励ましてくれてるんだろうな
勝「ありがとう
やっぱり俺伝えるわ
もうどうなっても良い
来週、花火大会から帰るまでに
れいに気持ちを伝える」
聡「いや〜、勝利、かっこいいよ
超かっこいい
惚れちゃう」
そう言って抱きついてくる聡くん
勝「お前、なんだよ笑
聡くんが惚れてどうするの笑」
なんて笑い合う
覚悟を決めた頃
空には花火が打ち上がり始めて
4人で目に焼きつけるように
眩しい光と音を全身で感じた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 24人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ﾌﾚｰｽﾞｼｭｸﾚ | 作成日時：2022年4月30日 13時
