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健「れいちゃん、俺と付き合ってくれませんか?」

そう言うと肩に手を置かれ

近付いてくる健人くんの顔



思わず健人くんの浴衣を

少しだけきゅっと掴んで

あと5cmのところで覚悟を決め

目を瞑る



そうすると、勝利にキスされたあの時のことが

一瞬にしてフラッシュバックして

頭の片隅に勝利がよぎる




しばらく経っても

何も起こらなくて

目を開けると

健「って言いたいところなんだけどね

やっぱり俺には無理だった」

そう言って

少し悲しそうな表情で笑う健人くん



『え、っと、、

どう言うこと、?』

健「ごめん、俺の口からは言えない

もう少ししたられいちゃんも気が付くと思う

さっき言ったことは忘れて


れいちゃん、俺からお願いね

これからも、れいちゃんの仲の良い友達として

隣にいさせてもらえるかな?」



『何言ってるの

もちろんだよ』




いまいち状況が飲み込みきれないまま

自分なりに頭をフル回転させて

そう伝えるのが精一杯だった

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作者名:フレーズシュクレ | 作成日時:2022年4月30日 13時

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