名脇役２ Shori.S (ページ17)

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外はまだ生ぬるい風が吹いているけど

少しだけ薄暗くなっていて

隣には勝利がいて

どことなく安心感を覚える

勝「れい、もう大丈夫なの？」

『うん、しばらく寝てたから

もうほぼ元気になった』

勝「そっか

いや～、まじで良かった

俺ほんと焦ったの」

『ごめん

ねえあのさ、勝利が運んできてくれたって

聞いたんだけどそうなの、？』

勝「あー、そうだよ」

『ねえ本当ごめんね

私重かったでしょ

勝利の腕ほっそいし折れてないか心配』

勝「れい、俺のこと何だと思ってるの？

俺だって、男なんだけど」

『そう、だよね

本当いつも助けてくれてありがとね』

勝「もう良いから笑

てか、むしろ軽すぎて俺の方が心配になった

ちゃんと食べなきゃだめだよ」

『まあー、最近結構忙しかったからさ

帰ってきてから寝落ちとかあったからかなぁ

でもその言葉勝利にもそっくりそのまま返したいけど』

勝「今のれいには一番言われたくない笑」

『返す言葉もございません…笑』

昔はお互いにおんぶし合ったりしてたのに

今の私にはさすがに出来ないし

勝利がお姫様抱っこで運んでくれたなんて

細くてもやっぱり筋肉あるんだもんなあ

なんて考えているうちに

いつもの公園に着いた