今日:5 hit、昨日:7 hit、合計:6,984 hit
小｜中｜大
62 ページ12
.
体育祭は順調に進み
午前中の種目を無事に終えることができた
忙しいなりに勝利や健人くん達の試合も
少し離れたところから観戦できた
最近は忘れかけていたけど
行事となるとやっぱり
勝利、健人くん、風磨くんの人気はすごくて
いつも以上にギャラリーが多く
すずと さすがだね なんて驚いてしまった
午後はずっとグラウンドにいる役割なので
お昼休憩を終えて外に出ると
日差しは一段と強くなっていて
学校の盛り上がりに比例しているようだった
タイム計測や次の競技の準備をしているうちに
勝利の走る順番が次の次まで迫っていた
少し離れているけどここからなら見えるか
と少し妥協をして
おそらくファンの子達よりはちょっと遠いところから
勝利のことを見ていると
ぱちっと目が合った
こんな炎天下の中でも勝利は爽やかな笑顔で
髪の毛もさらさら
なんて思いながら
リレーの様子を見る
ずっと太陽の下で動いていたからか
少しくらくらする
勝利が女の子たちの歓声の中
颯爽と走り抜ける姿を見て
やっぱり走ってる勝利はかっこいいな
なんて思っているうちに
意識を手放してしまった
？「…！れい！」
ぼやーっとした中で微かに聞こえる声
背中と脚に誰かの体温を感じる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 24人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ﾌﾚｰｽﾞｼｭｸﾚ | 作成日時：2022年4月30日 13時
