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ヒルズに着いた頃には２１時を
回っていた。
少ししかいられないけど
きちんと挨拶したいとオフィスに急ぐ。
中に入ると結構もう盛り上がってる。
遅れたことを報告するため
笹上さんに挨拶に向かった。
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「あれ！？来たの！？」
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なぜか妙に驚かれた。
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「志乃がAは欠席って
言ってたんだけど。」
,
結構遅くなってしまったから
欠席だと思ったのか
遠くではパーティーを終えて
早めに切り上げて来たらしい志乃の姿が。
遠くで先輩と話す彼女の元へと向かった。
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「遅くなってすみません！」
「あら〜！Aちゃん！」
,
輪に入るとみんな迎えてくれた。
今日私たちがレセプションだってことを
知っているため
わざわざ労いの言葉をかけてくれる。
先輩の送別会なのに申し訳ないなと
志乃を見ると
びっくりした顔で私を見ていた。
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「？？志乃………」
「みんな写真撮ろー！」
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彼女に向けた私の言葉は
先輩達の大きな声でかき消された。
まぁ後で聞けばいいかと
一旦写真を撮るため並ぶ。
その間にも志乃は浮かない顔をしてて
お酒にでも酔っちゃったのかと心配になる。
私たちが話せたのは
もうすぐお開きの雰囲気になりつつある
２２時を過ぎた頃。
そろそろ静哉を迎えに行かなくちゃいけない。
先輩達に挨拶し、
さっきのことも気になったままだったから
志乃を探す。
その時思いっきり手を引かれ
私はオフィスの外に出た。
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作者名：めいろ | 作成日時：2018年5月29日 17時
