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パーティー当日の朝。
準備があるためいつもより早く起きる。
携帯を見ると
笹上さんからの一件のメール。
どうやら今日の夜に送別会を
行うらしい。
急で申し訳ないとの内容と
私と志乃はセレモニーがあるから
欠席でもいいとのこと。
送り出すのは先輩のうちの一人。
パーティーが終わり次第
少しだけ顔を出そうと決めた。
”私もお世話になったので行きます”と返信して
急いで静哉を起こした。
,
「じゃあ夕方に一度帰って来るけど
それまでにちゃんと準備しといてね。」
「ほいほい！行ってらー！」
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上機嫌な
弟に見送られ家を出た。
今日のパーティーには静哉も参加する。
好きなブランドだし
小瀧くんのファンだからと駄々をこねられた。
ファンなんて一度も聞いたことないけど
と思いながら笹上さんに聞くと
あっさりOKをもらい
おかげで普段ならひたすら不機嫌な朝も
今日は特別機嫌がいいらしい。
そんな早朝。
ヒルズには寄らず直接店舗へと向かった。
当日になっても準備することは山ほどある。
全て終えて店を出れたのは１６時過ぎだった。
幸い家からさほど遠くないため
急いで家に戻りドレスに着替えて
再び家を出たのは１７時半。
カッコよく決めた静哉も
今はなんだか緊張してる。
.
「なんで静哉が緊張してるの(笑)」
「だってあの小瀧さんやで！？
緊張するやろ！俺雑誌めっちゃ買ってたし！
それに何回目かならもっと早く教えてほしかったわ！」
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緊張していてもうるさく騒ぐ
弟を連れて店へと向かった。
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作者名：めいろ | 作成日時：2018年5月29日 17時
