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「そういえばさ、プロモート始めに
Aが考えてくれたコーデ
めちゃくちゃモデルに似合ってたよ。」
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何事もないように話す志乃。
その横を私も気にしないように歩く。
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「あ、ほんとに？
でもなんで日本のブランドなのに海外の人を
わざわざモデルにするんだろうね。」
「まぁー日本人ぽい外国人だからじゃない(笑)」
「どゆこと(笑)」
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他愛もない話をしながら着いたカフェ。
寒い寒いと中に入る。
通されたのはなぜか個室。
二人で食事の時には珍しい。
でも個室の方が
長い間過ごすには都合も良くて
志乃と二人夕方までカフェで過ごした。
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「ねぇ、志乃。
なんでさっきあんなこと聞いたの？」
「………え」
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そろそろ帰る空気になった時
ずっと気になってたことを聞く。
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「珍しくない？
だってずっと話題に挙がることなんて
なかったじゃん。」
「うーんまぁそだよね。
ただなんか、なんとなく気になっただけだよ。」
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志乃は私と目が合わないまま
答えた。
目を合わせないと言うことは
話題を膨らませたくないということ。
わかりやすく目を泳がす志乃に
続けることをやめた。
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作者名：めいろ | 作成日時：2018年5月29日 17時
