家族 ページ24
樹「あなたの生んだ娘ですよね。
なのに良くそんな軽くできますね。
彼女は、華愛は、自分のやりたいことを見つけてそれをやった。
だけど、だけど!
お前らは、華愛に全てを押し付けていた」
「妹さんだってそうでしょう?
華愛がいなくなってよかったよね?
だって、嫌われてたんだもんね!
成績優秀。なんでもできる姉に嫉妬してたんだもんね?
だから、いなくなって、いや、違う道を進むことになって、親たちと華愛の間に亀裂が入った時に、割り込んだんだもんね?
悪いねぇ、
華愛はあなたに優しくしてもらってたんでしょう?
そのことに対して、何も思ってなかったってこと?」
「お前ら両親だってそうだよ。
なんだ?華愛は、成績がよかった。
なんでもできた。
でも妹さんに対しては冷たかったんだよな。
いない存在だったんだろう?
それは、妹さんに深い傷を負わせたことがわかってるのか?
華愛は、妹の存在しか話さなかった。
なんで妹だけだと思う?
それは、華愛が妹といた時が楽しかった。
存在しか話さなかったけど俺はそう感じた。
それに対して親のことは話さなかった。
相当酷いことしたんだろうなぁ。
親のくせに。」
妹「お前に!!!!
お前に何がわかるんだよ、!」
妹「いつも、いつも!お姉ちゃんだけ特別扱いされて!
学校では比べられて!
居心地が悪すぎた、!
そんな時に姉が優しくした。
正直、うざかったわよ笑笑」
「でも、お姉ちゃんは、部屋で遊んでくれた。
私の欲しいものをお姉ちゃんが欲しいって言って、買ってもらって、私にくれた。」
「嬉しかった。
いなくなったのは、悲しかったけど、私が愛されるって、思った。」
「ごめんなさい。
本当にごめんなさい。
私に優しくしてくれてありがとう、
本当は、大好き。」
樹「だってよ。お前らは何も言わねぇのか」
母、父「………………………………………………」」
『私も、ごめんね。
何もできなかった。
でも、私も大好き。』
樹「こんなクソなところに居たくねぇ。
帰るぞ。」
『え、ちょ。樹、』
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作者名:mei | 作成日時:2018年1月2日 1時