【さかうら】赤と緑さんの日常【短編集】

【リク】朝。【せんしま】 ページ47

「志麻くん、朝やで？はよ起きて〜」

「…んぅ、もうちょっと…」

「起きひんとキスするで？」

「…キスしてぇ…？」

「…っ、」



ああやばいやばい、センラ耐えるんや
まだ朝やで、夜まで耐えろ…



「してくれへんの？自分から言っといて照れてるやん」



くわっとあくびしながらもぞもぞ布団の中で寝返りを打つ彼女



「…うざ。そんなやつにはご飯抜きやね」


「ごめんなさい起きます起きます」



志麻くんが起き上がったので、リビングに行こうとするとぎゅっと後ろから抱きつかれる



「待ってや、俺も一緒にいく」

「かわいすぎやって、もおおお…」

「んふふ、はよー俺お腹すいた〜」


心臓が爆発しそうなのをなんとか抑えて、朝ごはんを作る


その間もずっと志麻くんは後ろから抱きついたまま

たまに、髪の毛をいじつてきたり、背中にぐりぐり頭を押し付けたりしてくる



しんどい！まじでやばいなにこの可愛すぎる生き物



「ん、出来たでー」

「よっしゃ！はよ食べよ！」



さっさとお皿を運ぼうとする志麻くんに


「志麻くん、夜は覚悟しといてな？」


というと皿を落として割ったので
朝ごはんはセンラの分を2人で半分こしました。

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