【さかうら】赤と緑さんの日常【短編集】

久しぶり。 ページ43

今日、久々に坂田と二人きり

ずっとツアーで二人きりになれなかったから、なんとなく緊張してる
けど、楽しみのほうが勝ってる


ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ


「きたっ…！」


ドタドタを音を立てながら玄関へ走っていって坂田を迎える


「おじゃまし…」

「おかえり！」

「っ、ただいま！」


ふふふっ、今日はこの笑顔独り占め出来るんだ…！


とか思ってたのに！


「うらさん、ごめん。少しでも一緒にいたくて来たんだけど、作業がヤバくて…」この発言から、もう2時間以上、放置されたまま

なんだよ…、折角2人になったのに


でも、作業の邪魔も出来ないので
坂田が取ってくれたひげまんじゅうのぬいぐるみをぎゅっと抱いて待つ

…んん、眠くなってきちゃった、


＿


「うらさーん、終わったよ？」


ちょうど眠りかけた時に大好きな人の声が聞こえる
目をうっすら開ければ大好きな人の顔がある


「んー」

「寝ちゃうん？」

「うん…寝る」

「せっかく二人きりなんやから、イチャイチヤしよーや」

「や…寝る」


さっきとは変わって、甘々モードの坂田にのっかりそうになるが
放置されたことをまだ根に持ってるので、ここで坂田を許すわけには…！

とりま逃げよう…



「おやすみ」


そう言って寝室に向かおうとするがすぐに坂田によってソファーに戻された


「へ？、わっ、さかた？」


「…無理矢理してほしいん？」


「………はい？」


「ずっと会えてなかったんやで？我慢効くわけないやん。」


「さ、さかた…？」


「今夜は寝かせへんよ」



にやりと持ち上げた唇を舐める姿は雄そのものだった








(作者)リクエストは今制作中です…！遅くてすみません！

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