映画館。 ページ34
…最悪だ。
いや、坂田と一緒に居れるのは全然最悪じゃない
だけど、坂田と居るからってコレは別だ
「…帰ろ」
「え、なんで!?ここまで来たのに!?」
「だって…!俺無理だもん!死ぬ!」
「死なへんよ、大丈夫やって〜。
怖かったらくっついてきてもええんやで?」
俺がホラー無理なの知ってんだろ!
なのに…なのに…!
コイツ、映画館に連れてきてまでホラー観させようとしてんだぞ!?
悪魔か!
「か、帰ろーよ坂田〜」
「平気平気〜、もう始まるし。今から抜け出せへんやろ?」
「ええ…」
すると暗くなって、映画が始まってしまった
ぁあああ…もう、駄目だァ…
ビビってたら坂田に「可愛ええ〜」とか言われるんだろうな。
別に嫌じゃないけど。
でも、言われるぐらいならちゃんと観てやる!
__
頑張って観れたのも数分で今はもう目を瞑ってしまっている
目を瞑りながら下を向いていると
頭に触られてるっていう感覚がした
…坂田か?…いやいやいや、他に誰がいるんだよ!
…ゆ、ゆうれ…ぃじゃないだろ!
突然、大きい音がした
身構えていなかったから、体がビクリと動いた
「クスッ」
それに気付いたのか坂田が、小さく笑っていた
その後も、恐ろしい音が聞こえる度に体がビクッと動いた
不意に腕をギュッと掴まれたので、坂田の方を見るとグイッと引っ張ってきた
?を浮かべていると、急に立ち上がり
トイレの個室にまで連れていかれた
「え、え?坂田?」
チュッ
「!?…さかっ…んん…!」
口を開けた瞬間舌を入れられた
「っは…な、なにすんだよ…」
「やって、うらさんが悪いんやもん」
「はあ?」
「ずっとビクビクしてるんやもん!」
「…へ」
「なんか、それ見てたら理性、保てなくなった…」
「…っいや、ここ映画館だから…!」
「まだ、終わるまで時間あるし。誰か来たらうらさんが声抑えてなー」
「は?ちょ、待っ…!」
「いただきまーす♪」
__
「結局、映画最後まで観れなかったね」
「坂田のせいだから」
「いや、うらさんのせいやろ」
「は?坂田のせいだろ」
「うらさんのせいやって」((((ry
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炭酸水® - あーもうさかうら好きな私にはたまんないっすねはい← リクエストなんですがまふうら可能でしょうか? (2020年5月14日 2時) (レス) id: 1aa3f8fd69 (このIDを非表示/違反報告)
〒 ましゅ局.(プロフ) - 妖花さん» いえいえ!すみません、リクエストの内容と少し違っちゃって…! (2020年3月12日 12時) (レス) id: f500c7fc93 (このIDを非表示/違反報告)
妖花(プロフ) - なんかもうほんとにありがとうございます。 (2020年3月12日 12時) (レス) id: 9da1b71a7e (このIDを非表示/違反報告)
ekusiadono(プロフ) - Fooooooo!!(^o^)← 良いです!!好きです!!最高です!!ありがとうございます!! (2020年1月1日 10時) (レス) id: 83718aafb1 (このIDを非表示/違反報告)
妖花(プロフ) - 〒 ましゅ局.さん» ありがとうございます! (2019年12月31日 9時) (レス) id: 9da1b71a7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:〒 ましゅ局. | 作成日時:2017年11月27日 17時