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ごめんな流星。
坂の上にある見晴らし公園の、ほとんど真っ暗な駐車場に停められた車。
自然な流れで後部座席に導かれて、崇裕の腕の中に包まれる
赤ちゃんあやすみたいに、背中をリズム良くとんとんされたら、
また子ども扱いー、なんて悪態ついてまうけど
肺いっぱいに吸い込んだ崇裕の匂いに誘われて
喉の奥のほうにつっかえてた言葉が湧き上がってくる
「・・・嫌やった、知らん崇裕の話聞くの。」
「うん、ごめん。」
「・・・だれ、」
「大学の２つ先輩。研究室一緒やってん。ちょっと先輩飲み過ぎてもうてさ、駅まで送った」
「...それだけちゃう、やろ、」
「んーん、それだけ。」
「嘘や...肩組んでた、って、」
「あー...」
「あー、って...なんなん、ほんま。ありえへん。そんなん崇裕がする必要なかったやん...」
「んー、、」
崇裕のシャツにぐりぐり頭を押し付けて、顔を見られないのをいいことに
嫌味っぽい台詞が溢れてしまう俺にも
ペースを崩すことなく背中を擦る崇裕
「なんか言うてや、」
「ん、ごめんな、」
「ごめんちゃうくてっ...！」
「うん、わかってるよ、流星。でも今何を言うても、流星は言い訳やーって思っちゃうやろ？」
「っ、」
「先輩を介抱したんは間違ってたとは思ってへんよ、教師として、社会人として。でも、それで流星を泣かせてしまったんは、ほんまにほんまに、ごめんと思ってる。」
「...、」
「わかってくれる？流星、」
やっぱり大人はずるい。
そんな風に聞かれたら、頷く以外はなくて
ほんとは理解できてない部分だって、理解したくない部分だってあるのに
後ろ髪をわしゃわしゃ撫でてから、胸元から顔を剥がされて、
流星だけやから
なんて、俺が一番欲しかった言葉と一緒におでこにキスなんてするから
嬉しくなって崇裕の首に両腕で抱きついてまう
単純な俺はやっぱり子ども
んは、可愛いな〜流星 って頭を撫でられるのも、口ではムカつく言うてても内心ちょっと嬉しかったりして
「帰りたないな、」
って、心の声が漏れる
「あー明日、泊まりくるか？金曜日やし、」
「ん、ええの？」
「んーそうやな、明日の生物の小テスト、90点取れたらな、泊まってええで？」
そんなん、単純な俺やから、
「...がんばる、」
しかないやんか。
### end
見切り発車、ダメ、ゼッタイ
移行しました( ˆᴗˆ )
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め那(プロフ) - なんさん» コメントありがとうございます(＾＾)もう７〜８年程前に他サイトでＪ事務所とまったく関係ないお話を書いてた事はありますが、もうそちらは黒歴史なのでご勘弁を・・・｡ﾟ(ﾟ´ω｀ﾟ)ﾟ｡笑 こちらをどんどん更新していきたいので、可愛がっていただけると幸いです！ (2018年5月28日 9時) (
レス) id: 6b1fdc87c7 (このIDを非表示/違反報告)
なん - 今までに作品を書いてこられましたか？？もし、書いてこられたのなら読んでみたいです！ (2018年5月27日 23時) (レス) id: 5972c6f851 (このIDを非表示/違反報告)
フェルタム増田(プロフ) - 初めまして、いつも楽しく読ませて頂いております。早速リクエストなのですが、赤青、裏ありで、赤の誕生に青が「一日なんでもする券」をプレゼントし、いろんな恥ずかしいことをされた挙句、尿道まで開発される話が見たいです。よろしくお願いします！ (2018年5月25日 8時) (レス) id: 268fc4e29b (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - はじめまして。いつも読ませて頂いております。橙青のリアル裏ありで、橙と付き合っているが、これからの未来を考えてしまい、離れた方が橙にとってはいいのではと悩み不安になる青を不安をかき消すほど優しく愛するお話がみたいです。よろしくお願いします。★ (2018年5月24日 23時) (レス) id: 38f9ea93bf (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - すみません〜！普通にコメント書き終えて満足して★つけ忘れてました、、笑まだ大丈夫でしたらお願いします！ (2018年5月24日 22時) (レス) id: e610691fe8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：め那 | 作成日時：2018年1月13日 23時
