▼大人の嘘(紫青) ページ45
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学パロ 教師紫×生徒青
(移行前の短編？です)
「そういえば昨日、塾の帰りに駅前で濱ちゃん先生見てんけどさぁ...」
ポカポカ陽気の昼休み
一番窓側の列の、後ろから二番目
お気に入りの自分の席に突っ伏してうとうとしてたら
隣の隣くらいの席から聞こえてきた女子の話し声
そんなに大声でもないから、
普段やったら全然気にならへんのに、
"濱ちゃん先生"というワードに、
ピクリ、身体が反応してしまう自分がいた
顔を起こすことはしないけど、声の方に神経をむけて、耳を澄ませる
「濱ちゃん先生な、めっちゃ綺麗な女の人の肩組んで歩いててん！」
「え！あの濱ちゃん先生がぁー！？」
「そう、めっちゃ綺麗な人やったで？濱ちゃん先生より年上ちゃうかなー？スーツ着ててー、大人！って感じの女の人！」
「へぇ〜！濱ちゃん先生の彼女なんかなぁ？今度聞いてみようやぁー！」
心の中がざわざわと騒ぎ始めて、身体中が熱くなる
女子達のキャッキャする声は、自然と遠のいていく
じわり、毛穴から汗が吹き出たのがわかった
机に伏せた事によって生まれた顔と机の間の隙間、自分の心臓の音がドクドクと響き渡って、少しだけ怖くなった
午後の授業が始まる５分前、予鈴が鳴ってゆっくりと顔を上げると
さっきの女子たちはもう、隣の高校のサッカー部のエースがイケメンやとか、そんな話題に変わっていたけど
「神ちゃん、次サボるわ、」
「はいはい、」
前の席に座る幼馴染、神ちゃんにそう一言かけると
俺は足早に教室を出た
最近は、授業をサボる時はたいてい理科準備室。
けど今日はそんな気分にはなられへんくて、
久しぶりに、立ち入り禁止のロープを飛び越え足早に屋上へと向かう
嘘つき。
崇裕の嘘つき。
やましい事はなんもない、って、言うたやんか。
嘘つき。嘘つき。嘘つき。
「.....はぁ、」
錆びついた扉を開くと、雲ひとつない空が出迎えてくれた
「嘘つき...」
見上げた真っ青が、ゆらゆらと揺れるのが
自分の瞳に溜まった涙やと気づくのに、そう時間はかからなかった
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リクエストにも上がらなかったので、
はまりゅせちゃんにしてみました。
残りページ数的に裏は無いかもです
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め那(プロフ) - なんさん» コメントありがとうございます(＾＾)もう７〜８年程前に他サイトでＪ事務所とまったく関係ないお話を書いてた事はありますが、もうそちらは黒歴史なのでご勘弁を・・・｡ﾟ(ﾟ´ω｀ﾟ)ﾟ｡笑 こちらをどんどん更新していきたいので、可愛がっていただけると幸いです！ (2018年5月28日 9時) (
レス) id: 6b1fdc87c7 (このIDを非表示/違反報告)
なん - 今までに作品を書いてこられましたか？？もし、書いてこられたのなら読んでみたいです！ (2018年5月27日 23時) (レス) id: 5972c6f851 (このIDを非表示/違反報告)
フェルタム増田(プロフ) - 初めまして、いつも楽しく読ませて頂いております。早速リクエストなのですが、赤青、裏ありで、赤の誕生に青が「一日なんでもする券」をプレゼントし、いろんな恥ずかしいことをされた挙句、尿道まで開発される話が見たいです。よろしくお願いします！ (2018年5月25日 8時) (レス) id: 268fc4e29b (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - はじめまして。いつも読ませて頂いております。橙青のリアル裏ありで、橙と付き合っているが、これからの未来を考えてしまい、離れた方が橙にとってはいいのではと悩み不安になる青を不安をかき消すほど優しく愛するお話がみたいです。よろしくお願いします。★ (2018年5月24日 23時) (レス) id: 38f9ea93bf (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - すみません〜！普通にコメント書き終えて満足して★つけ忘れてました、、笑まだ大丈夫でしたらお願いします！ (2018年5月24日 22時) (レス) id: e610691fe8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：め那 | 作成日時：2018年1月13日 23時
