油断大敵!![wrwrd] (ページ6)

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視線ページ6

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　ロボロ先輩が持ってきてくれたコーヒーを啜り、コーヒーと一緒に戻って来た書類の間違いを訂正する。

　取り敢えずキリの良い所まで終わらせて、小さく欠伸をした所で視線を感じた。
　
　「誰だろ?」

　何となく後ろを確認すると、ふわふわした雰囲気の糸目さんと目があった。
　気付いた糸目さんは、これまたふわりと微笑んでくれた。
　誰かはわかんないけど、いい人だ。

　後で、ロボロ先輩に聞いてみよう！

　コーヒーをグビッと飲み干して、残りの書類に取り掛かる。

　あれ?またミスしてる。終わんないな。これ。

　あれ?パソコンが動かないな。終わったな。これ。

　「ちょっと、ゴメンね」

　後ろから、細い腕が伸びてきて動かないパソコンを弄ってる。

　急な事に頭が追い付かない。顔が見えない。誰？

　「はい！治ったよ。仕事再開！よーいドン！」

　「え？は、はい！」

　お礼はできなかったけどお顔は確認出来た！糸目さんでした。

　やっぱりいい人だ。

　治ったパソコンの画面とのにらめっこが再開される。

　このまま提出したら、起こられるよね。あーあ。頑張んなきゃ！

　「いいぞー頑張れ頑張れ。」

　応援してくれた糸目さんに会釈する。

　応援してくれたんだから、頑張らなきゃね！！